今の制度では、膵臓、腎臓のそれぞれ単独移植希望者より、膵臓・腎臓の同時移植希望者の方が優先されているらしい。

今年4月時点の腎臓単独の待機患者は約12,000人で、移植までの平均待機期間は約14年
一方、膵・腎同時移植を希望する患者は約150人で、待機期間の平均は約3.7年だそうだ。

一人のドナーから1つの膵臓と2つの腎臓が提供される場合、膵臓と腎臓の同時移植希望者に優先的に移植されることになっている。
もちろん、拒絶反応の起こりやすさや、待機時間、見込まれる搬送時間などを考慮して、膵臓が単独移植希望者に配分されることもある。その場合、腎臓は2人の単独移植希望者に配分される。

3人への移植が決定してから、膵臓の移植希望者に感染症などが見つかって移植が断念された場合、膵臓の新たな移植先に腎臓との同時移植希望者が選ばれることがあるそうだ。

その場合、膵臓1つと腎臓1つを移植するため、移植が決まっていた腎臓単独移植希望者1人が、移植を撤回されることになる。

これが見直しされるらしい。

そりゃ、直前になって腎臓移植を断られた患者さんはたまったもんじゃないよね。