2011年の8月から血液透析を開始して、今日の透析で無事100回目となる。

いきなりの透析導入で右も左も分らない状況から、なんとか無事に100回目を迎えられてホッとしているので、ちょっと、今までのこと多少振り返ってみたい。

・保存期を経験していない。
 腎生検のために入院したが、よくよく調べてみると腎臓がペラペラで腎生検できるだけの厚さがないことが分り、一方で急激に腎機能が落ちてあれよという間の透析導入だった。

・オシッコがまだ出ている。
 Kt/VやPCRなどの説明を見ても「無尿の患者さんの場合」というただし書きがあり、だったら尿が出てる場合はどうなのって疑問が出てくる。急激に腎機能が落ちた割には、しつこく生き残ってる感じ。(笑)だから、特に水分制限をしていないけど、体重の増加は1~2%にとどまってる。

・不均衡症候群の経験がない。
 ちょっと前に足が攣ったことがあるが、あれは寒さによるものだったから、ちまたで言われる頭痛や足の痙攣、吐き気、血圧低下などの症状が起きたことがない。ブログ等で書かれている血圧低下によるつらさが分らない。

・原疾患は間質性腎炎。
 本来は腎生検で確定診断されるんだけど、障害年金の診断書には、臨床的に間質性腎炎だと書かれていた。また、同じ診断書の臨床所見(悪心、食欲不振、頭痛、浮腫、意識障害、尿毒症症状、アシドーシス、神経症状、消化器症状、視力障害)の欄はすべて無で、唯一貧血だけが有になってた。

一口に「透析患者」と一括りにされてしまうけど、原疾患も違えば、病歴なども違っているので、ちまたであれこれ言われていることが、どうも自分には当てはまらない気がする。
特に、間質性腎炎から透析になった人のブログがない(探し足りないのかもしれないけど・・・)ので、これからどういう経過をたどるのかが分らないことが不安要素だ。

学生時代に「私はこれで有名大学に合格しました!」という本があったけど、これを見れば勉強方法なんて千差万別だということが分る。成功体験は、その人の成功体験であって、それを真似ても自分に合っていなければ、当然当てはまらない。

同じ透析患者でもカリウムが上がりやすい人と上がりにくい人がいるので、自分に合った調整方法をいかに早く見つけるかがこれからの透析人生を送る上での鍵だ。

自分は試行錯誤の段階なので、まだまだヒヨッコだ。

5月に全腎協の大会が岡山で開催され、そこに「しっかり透析のヒケツ」の著者である鈴木一之先生の講演があるから行ってみようと思っている。
実はまだ一度も透析関連の講習会に行ったことがないものだから・・・。

そういえば、来月は在宅透析研究会の総会が天童市であるんだった。バンザイさんの講演も聴いてみたいけど、天童はちょっと遠いかな。


何はともあれ、祝100回目