今頃の季節になるといつも自分が今までに失ってきたとても大切なもの…かけがえのない友や大切な人達の事が脳裏をよぎり、言い知れぬ喪失感と切なさに押し潰されそうになります。
彼、彼女達は永遠にあの日のままそこに留まっているのです。
いったい自分は多くの大切なものを失い代わりに何かを得てきたのだろうか?
ただただ漠然と過ぎ行く時の流れに流されてきただけではないのか?
そして、これから何処に向かおうと言うのか?
そんな事がまるで鄙びた遊園地の回転木馬のようにギシギシと音をたてながら僕の頭の中を回り続けるのです。