そのうち行こうと思いつつも、近頃なにかと忙しく行けずにいた

『レンブラント ~光の探求/闇の誘惑~』

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けっきょく開期ギリギリ間に合ったあせる


正直あんまり予備知識はなかったが、ほとんどが銅版画と肖像画で構成されており、サブタイトルの通り『光と闇』の有様を実感させる展覧会であった。

いきなり序盤の、その名も『黒い版画』のコーナーでは、彫れば彫るほど黒くなるという銅版画の魅力を堪能。
一見するとただ黒く塗り潰されているようでいて、実はその濃淡で陰影を表現しているという『黒い版画』は、肉眼でじっくりと鑑賞してみると実に繊細なものであったが、
まさに闇に魅了されるかのような不気味な迫力も感じられ、つい『岸辺露伴ルーブルへ行く』に登場した『黒い絵』を連想してしまう(笑)

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裵個人的な好みが岡本太郎やピカソ、ゴッホ、ダリ等、パッション系のアバンギャルド&シュールなアートに傾倒しているので、肖像画や風景画、静物画などを得意とする、テクニック重視でただ上手いだけの画家は、あまり好みではない…。
レンブラントもどちらかというとその部類のような偏見を抱いていたが、彼はただ上手いだけの画家ではなかった。
めちゃくちゃ上手い画家だった。
間違いなく近年にみた中で最も『上手い』絵画だった。
以前、美術関連の本で読んで印象的だった『全ての物体は光と陰の集合体である』という原理を明確に感じさせる陰影。

写実的な肖像画を鑑賞するとつい「実物みたいだね」などと間抜けな感想をもらしてしまうが、ジッサイそうなのだから仕方がない。

肖像画が3Dに見えたのは初めてだ(笑)

レンブラントの光と闇を操るテクニックは、それほど優れたものでした。