
先週末の話になりますが、『ウッドストックがやってくる!』という映画を観てきました。
あのジミヘン、ジャニス、ザ・フー、ジェファーソン・エアプレーン、スライ&ザ・ファミリーストーン等、そうそうたる大物ミュージシャン達が参加した、ロック史上最大にして最高にエポックな事件としても知られる伝説の野外フェス、1969年の『ウッドストック・フェスティバル』を題材にした映画ですが…
実は、この『ウッドストック・フェスティバル』のウッドストックとは、ニューヨーク州郊外の地名に由来しており、本来ならばその名のとおりウッドストックで開催されてしかるべきところだったのですが、その開催プランは保守的な地域住民の反対運動などにより、二転三転していたという…。
結局、ウッドストックと同じくニューヨーク州郊外に位置する田舎町、サリバン郡ベセルで開催されることに決定したのは、なんとフェスティバル当日のわずか一ヶ月前

この映画は、当時ベセルの町の商工会長をつとめていた(と言っても会員は10人足らず)エリオット青年が、町興しのためにフェスティバルの誘致を思い立ってから、フェスティバルが終了するまでの一ヶ月間に体験した、しっちゃかめっちゃかなウッドストックの舞台裏を綴った回想録がもとになっている…。そのため、音楽映画を期待して観ると肩透かしをくうかも知れないが、ウッドストックの舞台裏のナイショ話のようなエピソードの数々や、オリジナルのドキュメンタリー映画『ウッドストック』へのオマージュと思わせるシーンの数々は、音楽映画ファンが観たら思わずニヤリとしてしまうにちがいない(笑)
ファッションや小道具などは勿論ですが、当時の時代の空気まで再現したかのような映像も、予想外に良かったです。
わかります。わざわざウッドストックまで来たんだから、ディランも観たいよね!!これは余談ですが、当時ウッドストック近郊で隠遁生活を送っていたディランのもとにも、当然のようにウッドストック・フェスへの出演依頼は届いていたという…。
しかし、巷のサイケデリックやフラワームーブメントに背を向けて、カントリーやマウンテン・ミュージック等のアメリカン・ロックの最深部を掘り下げようとしていたディランは、出演を拒否したのだった…。譿ちなみに、カントリーなどアメリカ土着の土臭い音楽に回帰しようとするディランのこの動きは、様々なミュージシャンに影響を与え、のちのスワンプ・ロックの元祖になったという説もある…。
さすが先取りの天才・ディラン…あまりにも早すぎて伝わりにくいよ(笑)

主人公エリオットや彼を取り巻く人々が、フェスティバルに関わることで新しい人生、新しい自分、新しい生活を掴んでいくストーリーは感動的ですらありますが、個人的にストーリーの本筋よりも気になったのがこの男…。

この男こそが、ウッドストックの主催者、マイケル・ラング!!
上が本物、下は今回の役者です。雰囲気出てますね。
澈ちなみにあの『オルタモントの悲劇』の首謀者もこの男だったとは今回はじめて知りました…。
このマイケル・ラングという男、どこからどう見てもヒッピーの若造であるにもかかわらず、自家用ヘリや大型バイクや白馬(!!)などを乗り回し、黒塗りの高級ハイヤーに乗った高級弁護士を引き連れ、揉め事は札束をちらつかせて解決するという豪腕セレブっぷり…。
いったい何者なんでしょうか?
以前からドキュメンタリー版『ウッドストック』を観るたびに、チラッと映る彼の存在感がやけに印象に残っていたが、今回の映画を観たら、ことさらに彼のことが気になりだしました。次はマイケル・ラングが主役の『ウッドストックをやってみた!』をゼヒ観てみたいです(笑)

それから今回の予告編で知りましたが、あの『スケ番パンク』の金字塔、ランナウェイズの映画も近日公開だそうです。
こちらも気になる!!