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『BOB DYLAN / CHRISTMAS IN THE HEART』






ケーキこのディラン初となるクリスマス・アルバム『クリスマス・イン・ザ・ハート』は、約一年前の2009年11月に発売された、(過去の未発表音源集であるブートレッグ・シリーズをのぞけば)公式には現時点でのディラン最新音源である…。






カラオケディランのライブ開始前に場内に流れる、おなじみのアナウンス…



「ご来場の皆さん、ロックンロールの桂冠詩人に拍手を。60年代のカウンターカルチャーの希望の星、フォークとロックをベッドインさせた人、70年代には化粧をし、薬物濫用のとばりの中に姿を隠した男、イエスをみつけて再び登場し、80年代後半には過去の人と呼ばれた人-----そして90年代後半、突然ギアを入れ替え、強力な音楽を発表し、今も盛んな活動を続ける人。みなさん、コロムビア・レコードのアーティスト、ボブ・ディランです。」






…『ボブ・ディラン補完計画』では、70年代に化粧をして足を踏み外してから、80年代後半に過去の人と呼ばれた時代までをターゲットにしているが…

その後90年代後半にはギアを入れ替え、只今絶好調の第三次黄金期どまん中だったハズのディランが、昨年末に突如放ったクリスマス・アルバムは、ずばりキリスト期の再来(つまり第二次迷走期の始まり)を予感させ、当時は恐ろしくて聴く気になれなかった…。




キラキラしかし、今年3月の来日公演が素晴らしいライブだったので、このアルバムを買っていなかったことを後悔し、今年のクリスマス前には必ずゲットすると心に決めていたのだ。






ヘッドフォン一年越しで聴いたディランのクリスマス・アルバム…いつもよりファニーな歌い方(もはやブルースマンの域に達したゲロゲロの地声はそのままに)で『サンタクロースがやってくる』などの、おなじみのクリスマス・ナンバーを歌うディラン!!


煜ハッキリ言って初めて聴いた時は笑ってしまった(笑)



かつて孫の通う幼稚園で生演奏を披露し、園児たちから『怖い歌を歌うギターを持った怪しいおじさん』と評されたディランのこと、今度はきっと孫に「おじいちゃん、クリスマスの歌も歌ってよ!」とでも言われたのだろう(笑)






ヘッドフォンしかし、これがまたジックリと聴いていると、しみじみと染みてくるから、やはりディランは不思議だ…。



近年は『古き良き時代のアメリカ』を彷彿とさせる音楽性で、『アメリカンロックの巨人』とも称されているディランだが、クリスマス・アルバムというのは、その究極の姿なのかもしれない…。



ユダヤ教団体からの反発もあったと聞くが(ディランは現ユダヤ)もはや宗教さえ超越し始めたディラン。
あのキリスト期さえも、三十年越しの布石だったのかもしれないと思えてくる…。








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ディランがクリスマスソングを歌ってる姿を想像すると、つい笑っちゃうけど、ディランならではのブルージィな味わいもある、『大人のためのクリスマス・アルバム』としてオススメ盤です!!グッド!