●父への気持ちの変化
物心がついた頃からずっとずっと、父が苦手で仕方ありませんでした。
電話が掛かってくると吐き気が出て、メールが来るとそれだけで怒りが沸いてきました。
実家に帰る前には謎の体調不良が続き、「縁を切りたい」ってずっと思ってました。
その父に対する気持ちの変化が急に現れたのが、二人目を妊娠したときだったのです。
軽い気持ちで行った占い師さんに
「あなた、母親といると輝けないよ、父親とだと輝けるよ」
そう言われたことがきっかけでした。
気楽な占いだったのに、それがずっとずっと頭を離れなかったんですよね。
それで父の事をふと思い出したのです。
そういや、一人目出産の時に、母がずっと付き添っていたのをそっと連れ出して、夫と二人きりにしてくれたこと。
私が夫と結婚して仕方なくて、それに対して父が後押しするような言葉を夫に言ってくれたこと。笑
出張で泊まるホテルがなくて、電話したら、泊まれるホテルを探してくれたこと。
いつだって、私が困った時には手を貸してくれる、でしゃばらずにサポートしてくれるそんな父の姿が蘇ってきたのです。
ずっとずっと父が嫌いで仕方なかったけど、それは、母のことを笑顔にしてくれないから、母を不幸にするから、そんな思いで見ていたからかもしれません。
だけど、父は父なりに私のことを常に考えていてくれてたんだとその時ふと感じられました。
そしたら、自分の中にとっても優しい気持ちが湧いてきて、よれよれのぼろぼろで連絡なしで突然東京に来た時もイライラすることなく、対応することが出来たのでした。
その時、やはり母は怒っていました。
前の私なら母と一緒に怒っていたと思います。
だけど、今はもうそうはならない。
そうしない私に母も不満そうだけど、私には私の感情がある。
母の感情と同じになる必要はないのだと思ったら、今まで母のために自分の感情を捧げてきた自分に対しても、よくやってきたな~と思うことが出来たのでした。
心の中の奥底の氷がまた一つ溶けた、そんな出来事でした。
