学会からの帰り道、なんとなく帰りたくない気持ちから、彼女が「ハルくんと一緒に行きたい」と言っていたトマムの水の教会に立ち寄ることにした。

明日は、仕事だけど朝早く帰れば大丈夫だし、良かったら泊まってかないかと彼女に聞いたら、ハル君が大丈夫なら泊まりたい。だって一緒にいられるでしょ?といたずらっ子の顔をして言った。

そうだねと、いいつつ見つめ返すと、目をそらして、見ないで。と彼女に言われた。

僕が何で?と問うと、恥ずかしいから。と答える彼女を見て僕は笑った。



水の教会の公開が時間指定されていたので、先に宿泊先にチェックインしてから見に行くことになった。

ザ・タワーなどのホテルは満室で、少し離れたところに宿泊することに・・・





時間になり、彼女と水の教会へ向かう。

案内をみながら手を繋いで歩いていくと、塀が見えた。

その塀の中に入ると、ライトアップされた十字架が見える。







2人で手を繋いで水の教会をみていると、2人できたのは初めてなのに何故か懐かしく感じる。

僕が、何か懐かしい感じがする。と、彼女に言うと、彼女も何か初めてきた感じしないね。と言った。

教会みたいな家、楽しそうに暮らす2人、「ずっと一緒にいようね」と誓い合う、そんなイメージが脳裏に浮かんだ。

彼女といるとたまに、こんなことがある。

これは一体なんだろう?


ホテルに戻りくつろいでいると、頭の中であの教会みたいな家を建てて一緒に暮らそう。と、2人が話し合ってる姿が浮かんだ。

僕が彼女にそのことを話すと・・・

「ハルくん、やっと思い出したの?」と微笑んだ。


その言葉を聞いた瞬間、色んな場面が頭に浮かんだ。

例えば、サンタの国を2人でこっそりみた場面、永遠のパートナーになろうと誓い合ったこと。

僕は混乱した。