埃まみれのリアル

“Shall we dance?”
まみれまみれの埃まみれ。
だったような気がするけど、今宵はなんだか晴れやかな気分。
最近の滅入った心臓が少しだけ救われた気がする。
★「派遣切り」企業だけが悪いのか。
★危機こそ「改善!」のチャンスだ。
★オバマ演説は、ケネディを越えた。
だとか、何だとか。
読みたい記事はあまたとあったけど、
先週ぐらいから開いていた文藝春秋の頁…
まずは芥川賞受賞作品を…と
何はともあれ「ポストライムの舟」(津村記久子著)を先ず先に読み終えました。
少し温くなった湯船にしばらく浸かり、
先日から少しずつ覗き見していた小さな日常。
汗があたしの額を濡らし始めた頃、
最後の一文を辿り終えた。
これが、
今のあたしにはグッとくるエピローグ。
いや、きっとこれは世の中の読み手へのプロローグなのかしら?
と錯覚を起こしてしまう。
むしろ、まさにこれからあなたが本編を編んでゆけばいいんじゃないの?
と教えられたような気分になったりして。
単純なあたしは、
最近、ひどく落ち込んでいたナイトライフを反省し先ずは何か始めないと…やはりダイエットだー!
と、濡れた髪もそそままに最近疎遠だったタニタを探す。
タンバ・トリオだのジョン・パットンだのサヒブ・シハブだののCDの山に
埋もれていたタニタを引っ張り出して、
埃まみれのタニタに恐るおそる乗り、
慎重に覗き込んでみたりしたが、デジタル計のソレは例え慎重に乗ろうが、
闇雲に乗ろうが、やはり記される現実に変わらなかったりする。
少しばかりの自分への慈悲として、
わざとお風呂上がりの濡れ髪をそのままにタニタに乗った。
長い髪が含んだ水分の重みは、明朝にはきっと蒸発し、
明日のあたしは早速減量に成功したと小躍りするに違いないと。
計算したりするんだよね。
経験値が歪んで発明するこういう姑息さが、
年頃のダイエットを失敗させるんだろーなーと、
父の飲みかけのティーチャーズをグビっとやりながら山積みのCDの中から、
タニタ発掘の際に見つけた大好きなアレンジャー、
Gil Evansを引っ張り出す。
とりあえず聴いて痺れます…
あたくしの生まれ年の映像です。
かたくなに痺れます。