肉肥え 骨枯れるまち。 | かたくなに前衛的。  

肉肥え 骨枯れるまち。

台東区、上野。

アメ横アーケード。
師走になるとカチ割った声のアニキ達が叩き売りの雨を降らす。 
立ち上る悪臭や割れたアスファルトがスラムの飛沫をひけらかしている。

その中をAMの日差しを浴びながら地下マーケット目指して歩み行く。
開店と同時にオールドカマーの往来が激しく、バラした四肢や生き血を楽しむための生贄を値踏みしている。
ニューカマーも見受けられる中、目当てのものを購入し逃げるように階段を跳ね上がる。

豚足にトリッパやスパイス達・・・・

    (小生はこれらを臓物と一緒に煮込むのね、小生のモツ煮は「コラーゲン煮込み」という異名を持ち、巷では割と好評。)

  無駄な色の無いスパイスたちが所狭しと軒を連ねる。
(小生はこれらでカレーを作るわけ、牛印のギー油とはバターみたなものでインド料理には欠かせない。)


ロンドン郊外の小さなチャイナタウンを想わせるけれど、此処はFar Eastの大都市

「TOKIYO」

青山や広尾のような洗練された街は行儀よくさえしていれば優しく嗅覚を愛撫してくれるが
どれも一様な香りで退屈極まりない。

それに比べ上野は鼻をつく悪臭がひどい。

小生は意外とその腐敗臭が好きである。


人間の放つ暴欲の匂い。
シビレる刺激臭。



小生、やはり青二才だった。
腐敗するにはまだまだ欲が足りないらしい。

私欲と強欲を・・・・酒池肉林。