東大卒の教育論を専門とする齋藤孝さん著。
結論から。
子どもが7歳くらいになるまで、1日15分絵本の読み聞かせをする。これにより今後生きていく心やメンタルの土台が作れる。絵本は自宅に最低100冊、できれば200冊を置いておく。
土台とは、コミュニケーション能力や変化の激しい時代に対応するための柔軟な心などのこと。
これには国語力が重要であり、身に付けるには絵本の読み聞かせが最適だと。
大人は効率重視になりがちだが、子どもにとって大切なのは心豊かな時間。読み聞かせによって親と子が豊かな時間を共有することが大切。
三つ子の魂百まで、という言葉があるが、この本では7歳が自立への始まりと言っている。
文字が読めても、文字を追いながら絵本を自分で読むには頭に入りづらいので親が読んであげる方が良い。
絵本のストーリーに没入できる。
絵本の登場人物になりきることができるので、他者の気持ちを汲み取れるようになる。
親とスキンシップや密なコミュニケーションが取りやすい年齢でもある。
絵本の魅力は、
選び抜かれた言葉に触れられること
温かな絵や色使いに触れられる。ストーリーの理解を助けること
豊かなストーリーや登場人物の心の動きに触れることで情緒が育つこと
ちなみに英語は遊び程度なら音の感覚等見に付くので良いが、幼少期からバイリンガルを目指そうとすると両方の言語が中途半端になるリスクがあると。
私は読み聞かせをなるべくたくさんしたいと思ってきた。それによって本を好きになってもらう。小学生くらいになったら好きを原動力に自分で本を進んで読む子になってほしい。という願いからだ。
かくいう私は読書が好きではなかった。
そのため国語力が今でも弱いのを通過している。
現実は、日々のワーママ&家事育児に追われて1日15分を確保するのも難しい。
できていない日の方が多い。
1日でも、一冊でもいいから読みたい。
0か1では全然違うからだ。
この本によって改めて読み聞かせの重要性が身に染みた。がんばろー
