皆さま、ご機嫌いかがですか。
劇団員の土肥亜由美です。

今日から4連休。
あんな風に過ごすはずだった、
こんな所へ行く予定だった、
などとそれぞれにあるかと思います。
オリンピックを観に行くはずだった、
という方もいらしたかもしれませんね。

ですが、兎にも角にも連休です。

このような状況ですので
私たち劇団現代古典主義も
お稽古はお休みになってしまいました。

既に稽古着に着替えていたのに。

さて、じゃあ何をどう過ごそうか、
と考えた結果、
私は古典に触れる日にしました。

ナショナルシアターアットホームの
「アマデウス」の配信を観て圧倒されたり、
(聞き流すうちに英語に耳も慣れるものですね)

▶︎ギリギリ間に合うかもな方はぜひ!
 7/23 27:00まで無料配信してます。

次回予定している作品の原作を読んだり、
(モリエールの喜劇を予定しています😊)

シェイクスピアのソネット集を
ごろんごろんと読み返したり
(Twitterにも載せましたね)

そんな風に過ごしました。

シェイクスピアに限らずですが
古典作品には名言も多いです。

有名どころだと
「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」
「綺麗は汚い、汚いは綺麗」
のように、どのように意味を捉えるかを
議論して盛り上がるようなセリフもありますが、

他にもいいなぁ、というものを
今日はいくつか書き出してみました。

とても乱筆でお恥ずかしいかぎりですが、
コピペでも打ち込みでもなく
紙にペンを使って書くというのは
やはりどこか違う感覚があり、
たまにやりたくなります。





これは「今」響く一節。
今は備える時。なので、備えましょう。
チャンスの神様は足が早いのですから。


愛について。愛とは不変で、普遍的なものです。
そういう愛を持った人で在りたいと願います。

まだ私は煩悩が強いようですね。
シェイクスピアは愛の人のように思います。

そしてそれが感じられるソネットの一節。


ちょうど万年筆のインクが切れたので
続きはボトルインクとガラスペンで
お届けしていますが…

ソネットとは物語ではなく詩篇であり、
つまりは作者の心の中を形にした
ある意味日記のようなもので、

シェイクスピアの戯曲に描かれる人の想いには
作者の想いが重ねられているのでは、と
思いを馳せたりなどしてみました。

過去に劇団現代古典主義で上演した
シェイクスピア作品と言えば、

『ヴェニスの商人』より
アントーニオとシャイロック

『マクベス』より
THE MACBETHS 

どちらもラブストーリーではありませんが
物語の中では様々な「愛」が不可欠です。

シェイクスピア作品でなくとも
シェイクスピアと関わりを持った
様々な作者の作品を上演することが
私たち劇団では多々あり、

ソネット集を読んでからは
これからの作品を読むときの感覚が
なんだか変わりそうです。

次回作はモリエールの予定ですが!
モリエールもまた面白いのですよ。
楽しみながら取り組みたいと思います。

1日も早く、安心して劇場でお芝居を
観ていただける日が来ますように。

同時進響劇は随所から浴びせられる
言葉のオーケストラのようなものですもの。

\📣Special Information!/

 

劇団現代古典主義

The 4th floor series vol.3

スペインの悲劇〜ヒエロニモの怒り〜

2019年9月コフレリオ新宿シアター

第31回池袋演劇祭 参加作品


✨観劇三昧にて配信中🎥

▶︎同時進響劇『スペインの悲劇~ヒエロニモの怒り~』

冒頭の3分は無料で視聴できます。


 

あらすじ


未だかつて罪人の叫びに心を奪われたことのないこの心臓が凍てつくのは何故かー

16世紀スペイン。
世界最大の植民地帝国として隆盛を極めた黄金時代。
ポルトガル支配の成功にファンファーレが響く中、華やかな劇中劇で幕が上がるも、宮廷に不穏な空気が垂れ込める。
一介の司法役人ヒエロニモが息子ホレイショーの遺体を発見したのだ。
哀しみと怒りに震え、宮廷内にいる筈の殺人者へ復讐心を募らせる。
国家利益のためには手段を選ばないスペイン王族たち、我が子が殺害された理由すら分からないヒエロニモは、暗闇を手探りするように一人、スペイン帝国に立ち向かう。

50人以上が登場し3時間をこえる原作を大胆に“同時進響劇”として再構成。
舞台上で同時に見せることで、それぞれの関係性や想いが強く引き立つ。怒濤の70分!ぜひご覧ください。

 

 

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 おまけ。


下北沢の喫茶店。

コーヒーがほんっとに美味しいのです。

たまーに来る、とっておきの場所です。

なぜか毎回必ずこの席になります。


今日は傘の花を上から眺めながら、

まったりとモリエールを読みました。


ほんとは誰かと喋りたい気分でしたが

それはもう少し、辛抱です。

辛さを抱きしめて、

ヨシヨシしてやりましょう。