皆さまいかがお過ごしでしょうか。
劇団員の土肥亜由美です。

この梅雨は例年になくご機嫌な梅雨を迎えています。
何故なら2ヶ月ほど徹底した籠城を余儀なくされ
回遊魚のごとく泳ぎを止めると
死んじゃうのではないかと思っている人間ですが、
ようやく動き出せるような、
なんとなく右肩上がりの兆しを感じているからです。

勿論、まだまだ油断は禁物ではありますし
動かなくていい部分は動けませんが、
それでも、中止になってしまった大事なお墓参りに
ようやく行けることになったり、
禁止されていたお見舞いの許可が下りたり、
それだけでも私は嬉しく思います。

こういった時期を過ごすことで
色んな人の内なる価値観が見えたことも
また面白く感じます。
私はどうやって生きようか、と考えます。

劇場で観る舞台というものの形が
これからどうなって行くのか。
よくよくアンテナを張っていようと思います。

お芝居、したいなぁ。
舞台、作りたいなぁ。
と、切に願います。

リモート演劇を観たりもしました。
舞台の配信を観たりもしました。
面白かったです。
そして、舞台が恋しくなりました。
観るのも、立つのも。
もしもこれを生で見られたら、
と、考えずにはいられませんでした。

もしもこのまま舞台という文化が
世の中から淘汰されてしまったら…
などと少し考えたりもします。

(モリエール:『亭主学校〜ルイ14世に捧ぐ〜』より)

世界の長い歴史の中で
今まで何度も流行病が広がって
人々が苦しむことがあって、
それでも舞台は消えずに受け継がれてきました。

2020年もまたその歴史を辿るのか、
と考えると一概には
「そりゃそうでしょ!」とも言えない感じがします。
今は代替品がたくさんあるから。

代替品は代替品なんだよーって気持ちと、
でも選択肢は確実に増えたよねーって気持ち。

迷って悩んで立ち止まって。
わたしは長く立ち止まり続けると
息が止まりそうな心持ちになります。

ライフスタイルのどこかを常に動かし続けることで
乗り越えようと思います。
だって、やっぱり右肩上がりではあるし
それでいて選択肢は広がっているのだから。

その選択肢の一つ。
↓↓↓↓

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劇団現代古典主義

The 4th floor series vol.3

スペインの悲劇

〜ヒエロニモの怒り〜

2019年9月コフレリオ新宿シアター

第31回池袋演劇祭 参加作品


✨観劇三昧にて配信中🎥

▶︎同時進響劇『スペインの悲劇~ヒエロニモの怒り~』

冒頭の3分は無料で視聴できます。


 

あらすじ


未だかつて罪人の叫びに心を奪われたことのないこの心臓が凍てつくのは何故かー

16世紀スペイン。
世界最大の植民地帝国として隆盛を極めた黄金時代。
ポルトガル支配の成功にファンファーレが響く中、華やかな劇中劇で幕が上がるも、宮廷に不穏な空気が垂れ込める。
一介の司法役人ヒエロニモが息子ホレイショーの遺体を発見したのだ。
哀しみと怒りに震え、宮廷内にいる筈の殺人者へ復讐心を募らせる。
国家利益のためには手段を選ばないスペイン王族たち、我が子が殺害された理由すら分からないヒエロニモは、暗闇を手探りするように一人、スペイン帝国に立ち向かう。

50人以上が登場し3時間をこえる原作を大胆に“同時進響劇”として再構成。
舞台上で同時に見せることで、それぞれの関係性や想いが強く引き立つ。怒濤の70分!ぜひご覧ください。

 

 

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 おまけ。


今日は少し久しぶりに祖母のお墓参りです。

祖父が祖母にプレゼントし、その後私が譲り受けた
翡翠のネックレスをして向かいます。


このスペインの悲劇紹介ムービーでつけているのも
祖母のお下がりのネックレスです。



海外での単身赴任や出張の多かった祖父は
色んな国のアクセサリーを買っては
祖母にプレゼントをしていたのですって。