もう2年連続で、
桜の下を通るとき、
頭の上に、
でっかい毛虫が落ちてくる、という被害を被っている。
今日は友人の結婚式があった。
式は身内のみということだったので、
「頼むから呼んでくれ!俺を呼ばないと神主を拉致する!」
と脅迫までして懇願したのだが、
結局呼ばれなかったわけだ。
突然つめかけて、
先の毛虫をご祝儀がわりに贈呈しようか、とも考えたが、
この作戦は、
彼らの金婚式までとっておくことにした。
つい数年前まで、
たいして状況は変わらなかったはずなのに、
友人は、「愛するたったひとりと、たったひとつの家庭をつくりあげていく」という‘愛縁の道’を堂々と歩き、
俺はいまだに、
ひょっとしたら蜃気楼なのかもしれない夢を追いかけて、道にもならない道をビクビクしながら歩いている。
どっちが「正解」とか、どっちが「上」とかないんだろうが、
でもやっぱり、
俺は、
俺の生き方なんかより友人のほうが何千倍もカッコイイと思う。
きっと友人は、
間違いなく、
幸せな家庭を展開していくことだろう。
じゃあ、俺はどうしようか?
自分を、
格好よく表現すれば、
俺は、
‘夢見る少年’の生き残り、だと思う。
本質をズバッと言い表した物言いをするなら、
俺は、
いわゆる「ダメ人間」である。
努力は嫌い、性格は悪い、才能もない・・・なのに、夢だけは人一倍デカイ・・・ってパターンだ。
『思考は現実化する』
なんていう自己啓発の代表的文言がある。
「頭でイメージ出来たことはどんな夢でも必ず実現可能である」
という意味なのだが、
きっと、
俺には当てはまらないかもしれない。
俺が出来るのは、
もうきっと、
たいしたことじゃない。
「ダメ人間」代表のひとりとして、
世に引っ掻き傷を残すことくらいだ。
逆に言うと、それなら出来るかもしれない。
これからそのわずかなダメージを、
業界に与えに行くつもりである。