同窓会の打ち合わせを行なった。
幹事をすることになってしまったのだ。
しかし、幹事云々の前に、
俺は、
同窓会そのものに、
とてつもない不安を感じていた。
それは、
いざ皆で再会したとき、
自分が、
「ええーー!!あんなにカッコ良かったのに・・・あの時、好きだったのに・・・・こんなになっちゃったんだ・・・・」
と残念がられることである。
俺も、昔のマドンナに会って、
その変貌ぶりにガッカリしたことがある。
時の移ろいは、進化や進歩だけを運んでくるとは限らない。
特に俺は、
高校時代に比べ、
数十キロ太ってしまった。
太った分、
新しい自己演出を発見して、
新しい魅力を追加できたわけでもない。
芋虫のように、ただただ‘太った’のである。
今では、
完全なる強大なコンプレックスになりつつある。
だから、
自分が‘ガッカリさせる側’になることを考えたら、
同窓会は怖くてどうしょうもない・・・・・
そんな複雑な胸中を、
その席で告げた。
しかし、持つべきものは友人である。
たったの一言で、
俺の迷いを吹き飛ばしてくれた。
「ええ?!それは大丈夫。わたしのまわりの女子で、コウくんのこと好きだった子、ひとりもいなかったから!ひとりもいなかったよ!コウくんの話、女子の間で出たことないよ。ほら、むしろ、キワモノ扱いだったじゃん?」
と。
ああ・・・・
そうだあ、忘れてたぁ・・・・
俺、完全なる‘ピエロ・スチューデント’だったっけ・・・そういえば。
で、もう一つ思い出したあ・・・
・俺、今までモテたことないや・・・・そういえば。