先日、小学校5年生の親戚の男の子から「おばけっているのかな?」という質問を受けた。
いつもなら、
「おばけってのは人間が心に飼うペットなのさ。心を‘水槽’、お化けをそこに入れる‘金魚’と仮定しよう。水槽に金魚を入れれば、その人は金魚(=つまり、おばけ)を飼っていることになるし、何も入ってなければ金魚は飼っていないことになる。そういうことさ!(ここで全盛期の反町なみにニカッと笑う)」
こう答えるところだが、それだとつまらないので「ああ、いるよ」と答えておいた。
親戚「ほ、ほんとに?」
コウ「ああ、ほんとだ。というか一緒にすんでんだよ。」
親戚「う、うそつけ~!」
コウ「うそじゃない。さっきも相撲をとったところだよ。なんなら今日から●●(親戚の名前)のところにいくように伝えようか?言っとくけど、本当に行くよ・・・(家なき子の細川俊之風のバリトンヴォイスで)」
親戚「え・・あ・・いや、い、い、い、いいよ~それは。で、でもさ、おばけって怖くないの?」
コウ「実際のおばけは怖くないよ。というより、とってもHな奴らで困ってるんだよ。」
親戚「エッチ?!(笑)おばけがエッチなの?なんで?」
コウ「人間が死ぬと、つまり‘おばけ’になると天国か地獄にいくよね?天国ってのは英語でHEAVEN、地獄って言うのはHELL。スケベとかやらしいって意味を表すHというのは、そこから来てるんだよ。つまり元のHの意味は‘人間がお化けになるとHになる’ってことなんだ。」
親戚「そ、そうなんだ・・・・襲ってきたりしないの?ほら、リングの貞子みたいに。」
コウ「キミはあの映画で本当に言いたかったこと、わかるか~い?(典型的欧米人風に)」
親戚「・・・わかんない・・・」
コウ「全部で二つあるんだ。よ~くシーンを思い出してごらん。まず一つ目。貞子がテレビから出てくるシーンあるだろ?あれをどう思う?」
親戚「こ、こわい・・・」
コウ「もちろん、こわい、不気味だ。だけど、その前に失礼だよね。勝手に人の家にあがりこんで、テレビの中から出てくる。しかも変質者のような‘ハァ、ハァ’なんてあやしい吐息を吐き出してる。おそらくテレビはぶっこわれたろう。それから、相当口臭はきつかったろう。つまり、あの映画の言いたいこと一つ目は‘ずうずうしいと嫌われるよ、友達にも恋人にも’だ!」
親戚「はあ・・・うん・・・」
コウ「そして二つ目。貞子の髪を思い出してみてほしい。なんだ、あの縁日の焼きソバみたいな、油っぽいコッテリした髪は!映画の言いたいことの二つ目は‘お風呂入らないと嫌われるよ、友達にも恋人にも’だ!」
親戚「はあ・・・・」
コウ「ところで、夏休みの自由研究はもう終わったの?」
親戚「昆虫採集かダイソーで材料買って本棚つくるか迷ってるんだあ。」
コウ「なるほど。もちろんそういうのもいいが、それはキミじゃなくて友達がやってくれるからやらなくて大丈夫だ!キミは今日おじさんから聞いた話をまとめて発表するといいよ。疑問があったらいつでも答えてあげるから。」
親戚「あ、うん。でも先生とかお母さんに怒られないかなあ。」
コウ「大丈夫だ!先生には‘お母さんから勧められてやりました’、お母さんには‘先生から勧められてやりました’と言いなさい。おじさんの名前はいっさい出さなくてよしっ!」
親戚「うん、わかった!ありがとう!また話きかせてね~」
コウ「もしその自由研究を発表して、先生に大ウケした場合・・そして万が一、その先生が独身でなおかつカワイイ場合のみ‘協力してくれたのは親戚の独身のおにいさん’です、と先生に伝えなさい。それじゃあ、すばらしい夏休みを過ごすんだぞ!」
数時間後、さっそくその子の親からクレームのお電話、頂きましたっ!