
ひと昔前は「汗は肌を乾燥させる」なんて言いました。
確かに汗だくになって、そのまま放置すると、
汗と一緒に肌の水分も蒸発させてしまいます。
でも、汗自体は決して乾燥肌の原因になるものじゃありません。
いや、むしろ肌にうるおいを与える源なんです。
汗の役割 ― その1 ―
汗に含まれるミネラル成分などは、
肌の表面にいる細菌「皮膚常在菌」の栄養源です。
細菌と言われると、なんか汚いもののように思えますけど、
皮膚常在菌は皮脂を分解して、
保湿剤の代名詞である「グリセリン」を作ってくれます。
なので、汗をかいて皮膚常在菌のための
栄養バランスが整っている肌では、
保湿美容液のようなものが、自然と作られるのです。
汗の役割 ― その2 ―
汗には尿素が含まれます。
少し前に「尿素配合クリーム」が流行ったの覚えてませんか?
尿素はたくさんの水分を抱きかかえることができる、
優れた保湿成分なのです。
秋冬に乾燥肌になるのは、
もちろん、湿度が低くなることも原因ですが、
気温が下がって汗をかきにくくなって、
肌に自然と存在するはずの保湿成分が低下することも、
大きな原因であると考えられています。
乾燥に悩まされる秋や冬、
スキンケアの強化もいいですけど、
1日1回は体を動かして、
じんわりと汗をかくことがとても大切なんです。