先日のパリ出張の際に訪れた合同展示会、TRANOIにて出会ったブランドの一つがGOTIでした。一階の奥の角、動線から少し外れた場所に出展されていました。
シルバーのアクセサリーがテーブルいっぱいに置かれ、壁沿いに建つ棚にはオリジナルの香水が並んでいました。
光沢があまりなく、マットな質感をもつシルバーにレザーを巻きつけたり、凹凸を生かしたテキスチャーや繊細なチェーンのフリンジなどは、オーガニック且つモダンなイメージのデザインが印象的でした。
GOTIは2000年にRICARDO GOTI氏によってイタリアのトスカーナ地方で生まれたアクセサリーブランドです。ベニスに古くから伝わる伝統的銀加工の技術を用いて、GOTI氏の独特な想像力から生み出すアンティークテイストのジュエリーは一点一点ハンドメイドで製作されています。
そのため、一つ一つの風合いが異なり、同じものが二つとして作れません。一つのアイテムの中から自身の好みの雰囲気を選べるのがファンを魅了する、まさにイタリアが産むアルチザンブランドです。
今でこそモードでアンティークテイストなシルバーアクセサリーは様々なブランドでみられますが、GOTIは20年以上も前からその魅力を世に送り出していると営業の人が言ってました。
最近のブランドは全てGOTIの真似をしているんだ!GOTIが始まりさ!
GOTIがスタートしてからまだ16年程度です。ですが、Riccardo氏は実は2代目で、GOTIはRiccardo氏の父、Aurelio氏がFirenze郊外の街、Arezzoにてジュエリーを販売していたのがきっかけだったそうです。その当時からアンティークシルバージュエリーを販売していたそうです。
もともとテキスタイルデザイナーだった息子の生み出す独特なテキスチャーを採用し、オリジナルのブランドを立ち上げたそうです。
細かいディテールを重ね合わせ繊細かつ大胆なデザインですが、古きよきベニスの街並みに合う雰囲気は、長年使っても飽きが来ないこと間違いないと思います。
東京のセレクトショップでも取り扱いがあるそうなので、一度手にとって伝統技術を感じてみることをお勧めします!
ネックレス、とてもほしいですw





