
運動会シーズンですね。うちの王子は、ラッキーなことに、徒競走では、1番になれました。しかし、親子参加の椅子取り競争では、いすに座れず、大泣きでした・・。
さて、パーソナルトレーナーの性なのでしょう。どんな時でも、仕事柄、ついチェックしてしまうのは、骨盤の傾き。運動会でもついつい・・。
遺伝的な問題なのでしょう。親が骨盤前傾だと、子供も骨盤前傾。親が骨盤後傾だと、子供も骨盤後傾という傾向が見られます。
腕の振りや筋力や脚の長さや肺活量などなど、色々な要素は関係しているでしょうが、子供といえども、骨盤後傾の子は、骨盤前傾の子より、走るのが遅い割合が多いようです。
解剖学的に、当然、骨盤前傾の方が、少なくとも前に走る動きに関しては、エネルギーの伝わりの効率が良い。陸上競技で、トップ選手に黒人選手が多い理由のひとつに骨盤の傾きにあると見る研究者が多いのも、そのためです。ある走るのが遅い人が、骨盤後傾なら、前傾に、ちょちょっと、いじってやれば、エネルギー伝導効率が良くなり速くなります。
アプローチさえ正しければ、遺伝的要素は、絶対変えられないものではないのです。
私のボディメイク受講者には、現役モデルの方やモデルを目指されている方もいらっしゃいます。モデルさんの職業的な詳しいことは分かりませんが、ボディメイク的には、大きく分けて、○○コレクションや雑誌などのショウモデルタイプの体型目指す方と、ちょっとセクシーなレースクイーン体型目指す方と、いらっしゃいます。これも、同じく骨盤の傾きを、目的に合わせて、ちょちょっと、いじってやれば、どちらのタイプにもなれるのです。
詳しくはこちらの姿勢トレと女性ボディメイクで。
実はあまり知られていませんが、カラダの形を良くするという見た目のボディメイクだけでなく、姿勢トレは、スポーツ選手にも使えるものなのです。
そもそも、正しい姿勢とは何でしょう?正しい姿勢という定義は、最初から存在しないものだと、私は考えます。走る競技には、それに適した正しい姿勢という定義が存在し、レースクインタイプのカラダには、それに適した正しい姿勢が存在します。目的があって、初めて、その定義は存在します。だから、姿勢トレは、すべてのカラダ作りに使えるのです。目的別の姿勢を作ってやることこそ、ボディメイクにおける王道でもあり最短距離でもあるのです。