佐々木則夫監督率いるサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)がカナダで開催されている女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で決勝に進出したことについて、中国メディアの遼寧日報は3日、「なでしこジャパンは11年W杯での優勝、12年のロンドン五輪での銀メダル獲得に続き、W杯カナダ大会でも2位以上が確定した」と紹介し、「中国女子サッカーのみならず、中国男子サッカーも日本女子サッカーの発展に学ぶべき」と論じた。
記事は、なでしこジャパンと中国代表の直近9回の対戦成績は中国が8敗1分であることを伝え、「たった1回も勝てていない」と指摘。中国女子サッカーの衰退となでしこジャパンの飛躍は「なぜこれほどまでに強烈な対比をなしているのか」と疑問を投げかけた。
さらに、中国女子サッカーが衰退した理由として、中国では女子サッカーの普及が遅れており、競技人口が少ないこと、女子サッカー選手は収入が少なく、待遇が良いとはいえないことを挙げる一方、「こうした問題は日本も似たようなものだ」と指摘。
続けて、日本の女子サッカーについて知見を持つ中国のサッカー関係者の話として「日本ではプロとして活動できる選手は決して多くはない」とし、日本には学生やアルバイトを掛け持ちしながらサッカーを続けている女子選手もいると紹介した。さらに、プロ選手となっても日本では決して収入が高い方ではないとし、「この点では中国女子サッカー選手と大差ない」と論じた。
さらに記事は、日本の女子サッカーの競技人口は4万人程度だとし、中国の6000人よりは多いとしながらも、ドイツなど一部の国では100万人に達すると指摘し、「競技人口の点では日本ですら欧米とは大きな差がある」と指摘。それでもなでしこジャパンが近年、飛躍的な発展を遂げた理由として「日本サッカー協会が長年にわたって取り組んできた青少年プレーヤーの育成」が大きな要因だと指摘し、日本では小学校や中学校で女子生徒がサッカーをプレーする光景はさほど珍しいものではないと論じた。
さらに、なでしこジャパンの飛躍は「中国の女子サッカーだけでなく、男子サッカーにおいても発展に向けた方向性を教えてくれるもの」と伝え、全国の小学校や中学校の校庭に種をまき、幼少のころからの育成を行うことが重要だと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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