上海の教育事情 | アイデスの社長日記

上海の教育事情

だいぶ長い間更新してませんでした。。。

さて、久々に時間が取れましたので、まとめて書き上げ、何回かに分けてアップしていきたいと思います。

まずは出張先の中国上海近郊の教育事情について。

車で上海近郊を走っていたときに、中学校の前に多くの車が泊ってました。時間は19:30。

同乗していた中国の方にその理由を聞くと、「親が迎えに来ているのです」と。

「19:30にお迎え?なんで??」

中国では中学生になるとかなり多くの宿題が出るそうです。

その宿題を家でやるのかと思いきや、なんと学校でやるそうです。

もちろん家に帰ってやる生徒もいるそうですが、学校でやるメリットとして、

  1.学校の先生が最後まで面倒を見てくれる。

  2.中学校になると問題が難しくなるため、親が教えられないレベルになってくる。

  3.学校なので集中して宿題に取り掛かれる。

  4.中国では共働きが多く、仕事が終わってから迎えに行って丁度良い時間になる。

中学3年にもなると、22:00まで残るそうです。

それでも先生は最後まで生徒と共に学校に残り教えてくれるそうです。

日本は一昔前に「ゆとり教育」とか言って、甘やかせの教育を繰り広げていましたが、中国では日本に追いつけ追い越せ、恐らくいまではアメリカに追いつけ追い越せの勢いで教育に力を入れてます。

生徒だけに多くの宿題を押し付け、やらせるのではなく、国全体がそれを咀嚼できる環境を整えており、非常に感心しました。

私はコツコツと勉強を続けているいる者と、そうでないものの差がどれだけ開くかを知ってます。

それを考えると、非常に恐ろしいものを感じました。

日本が単独で昔のように鎖国して存在している国であれば、ゆとりだろうとなんだろうと競争相手は国内にしかいませんのでいいかもしれませんが、現代はそのようにはなってません。

日本の文化を背景にした商品を売り物にしようとしても、職人がどんどん減っており、また背の技術を受け継ぐ気合の入った若者はどんどん減ってます。

こうなると、今後日本はどうなってしまうのでしょうか?

一部の超優秀な人材が日本を食わせていく社会がそこまでやってきているのではないかと心配になります。

そこで日本人の持つDNAである「和」が活躍することを期待します。

ドラッカーは次のように言ってます。
組織の目的・優劣は「平凡な人間をして非凡なことをなさしめるか否かにある」

組織は「和」であると私は考えます。

そしてドラッカーは次のようにも言ってます。
組織の目的は「均衡と調和ではなく、人のエネルギーの解放と動員にある」

平凡な一人一人の能力の掛け算が非凡に結びつくのであれば、組織に参画する人間の能力を少しでも引き上げ、それを余すところなく抽出し、それを全て用いることが求められます。

マネジメントは、参画する人間の能力を引き上げるための施策(教育)を作り、リーダーは、参画する人間を適材適所に配置し、得意分野において力を発揮できるような環境を作り、参画する個人は、能力の向上を目指しながら、その時持っている自分の全ての能力を用いる努力をしなければならない。

先にお話しした中国の宿題事情は、非常に勉強になります。

能力向上の環境を作り上げることで、勉強することに伴う苦痛レベルを引き下げているのです。

人間の成長させるための唯一の方法は「汗をかく」ことだと思ってます。
これは本当の汗だけではなく、脳に汗をかくことも含まれます。

本当の汗をかくと肉体が成長します。

脳に汗をかくと精神(心)が成長します。

脳に汗をかく時には「葛藤」や「逃避感」が生じます。つまりこれが能力成長のサインです。
これを乗り越えると能力が成長します。

ただこれを乗り越えることは容易なことではありません。

そこで重要なのが「乗り越えやすくする環境」です。

これについては、今回の文章がかなり長くなってしまったので、次回以降に回したいと思います。。。