Modelers Survey Service -3ページ目

Modelers Survey Service

MG(マスターグレード)を中心に、ガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)の製作過程や完成品などを紹介します。模型の作例はジオン軍のMS、中でも一年戦争時のエースパイロットの専用機やMSV関連の機体が大半を占めます。1/100の旧キットとのミキシングもやってます。

ロボニャンはクロスメディア作品「妖怪ウォッチ」に登場する未来から来たロボットです。
作例は、ロボニャンをジオン公国仕様「ジオニャン」として製作しました。


使用キット:バンダイ 妖怪ウォッチ02 ロボニャン(楽天)(Amazon)



このロボニャン、発売日に完売の店舗も出るほどの人気キットだったらしく、「つくりたい」と思いつつも少々出遅れた私はなかなか入手できずにいました。


しかし、ふと立ち寄った家電量販店の棚の片隅にたったひとつだけ残っているのを発見して即購入。
これこそ運命と解釈し、製作を開始しました。





普通のロボニャンカラーでつくってもよかったのですが、せっかくこのブログで公開させていただくのだからと、ちょっと配色で遊んでみることに!

設定では子供の身長にも満たないロボニャンですが、敢えて1/100スケール縮尺の機動兵器をイメージして製作しました。
アニメでは質量を無視してF-1にトランスフォームするシーンもあったので、これはこれで許されるかな、と。





目(?)部分と胸のカラータイマー的な部分は、コトブキヤのMSGとWAVEのHアイズを使用してクリアパーツ化しました。

目は「クリアピンク」、胸は「クリアレッド」で塗り分けているのですが、写真ではあまり差が見られないのがちょっと残念です。





より機械的な雰囲気を増すために、尻尾のヒトダマ的なアレを違うものに変更。
どうやって使用するのかは甚だ疑問ではありますが、MSらしくシュツルム・ファウストを装着しました。
シュツルム・ファウストは「MGドム」の付属品から接収しています。





「手を加えた」というほどではありませんが、ほんの少しだけ各部をディテールアップしています。

目と胸のクリアパーツ化以外では、腕とバックパックの肉抜き穴をエポキシパテで埋めたことと、バックパックに一応バーニアの噴射口のようなディテールを追加したことぐらいでしょうか。

あと、腕の付け根部分から中身が覗いていたので、輪っか状に加工したパーツを目隠しとして胴体と腕の間に挟んでいます。
BB戦士の手首なんかでよく使われる簡単テクニックですね。




下地に使用したのは、ガイアカラーの「GS-04 サーフェイサーエヴォ オキサイドレッド」。
このサーフェイサーですが、錆び止め剤の色としても使えますし、「錆びそのもの」の色としても使えるので、ミリタリーものやウェザリング前提のガンプラの下地色として非常に便利です。


塗装ですが、基本はジオン用とザク用のガンダムカラーを調色せずにそのまま使用しています。

使用カラーは以下の通り。

機体色の薄いグリーン = 「UG06 MSグリーン」
機体色の濃いグリーン = 「UG07 MSディープグリーン」

顔、耳、手などの薄いグレー = 「UG09 MSグレージオン系」
胸、足などの濃いグレー = 「UG15 MSファントムグレー」

シュツルムファウストのレッド = 「C114 RLM23レッド」





塗装後には、陸戦兵器っぽい雰囲気を演出するためにウェザリングを施しました。

塗装の剥がれを再現する「チッピングに」使用したのはタミヤのエナメル塗料の「フラットブラウン」と「ジャーマングレー」の2種類。
細い面相筆で、パーツのエッジ部分を中心に「点を打つ」「打った点を繋げる」イメージで書き込んでいます。


ウォッシングはしていません。
粉っぽいというか、埃っぽい感じを出すため、全体に「ウェザリングパステルセット1」のダークブラウンをまぶしました。





ウェザリング、当初は「ちょっとだけ」と思って始めてみたのですが、途中で貼った「ダメージ仕様のジオン軍マーク」のデカールに引っ張られてちょっとやりすぎてしまいました。

「このダメージに合わせるなら、これぐらい!」とやっている内に、止め時を逸してしまった感があります。
ウェザリングは奥が深いですね。




せっかく持ち手が付属しているので、武装も用意しました。

MGザク用のヒートホークを短く詰め、持ちやすいサイズに短縮。
シルバーの上からクリアオレンジとクリアレッドでグラデ塗装をし、赤熱状態っぽくしてます。





武装をもうひとつ。

やはり陸戦兵器と言えばコレでしょう! 「ガトリングガン」!
コトブキヤのMSGとプラ棒の組み合わせでつくりました。

弾倉や給弾ベルトがないのは寂しいのですが、体内にはチョコレート工場ではなく、ソレ的な機構があるという自分設定です。




「ジオニャン、発進!!」



つくるのがとても楽しく、私にしては驚くほどのハイペースで完成させることができたキットでした。
お子様でもパチパチとカンタンに組むことができますし、大人の方であればシールを使わずに塗装で完成させるのも面白いでしょう。


ゴルニャンへの色替えや、自分仕様のロボニャンをつくるのもきっと楽しいと思います。
妖怪ウォッチが好きな方はもちろん、デザインが気に入った方、猫好きの方にもおすすめのキットです。



以上、ロボニャン ジオン仕様 「ジオニャン」でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!




製作記(……というほどのものでもありませんが)はこちらからどうぞ。

製作中 妖怪ウォッチ02 ロボニャンその1(製作開始)
製作中 妖怪ウォッチ02 ロボニャンその2(塗装)

前回より製作を開始しました妖怪ウォッチのロボニャン。
今回も製作を進めて参ります。

使用キット:バンダイ 妖怪ウォッチ02 ロボニャン

写真は撮り忘れましたが、頭、胴、腰の前後パーツを接着し、合わせ目を処理しました。
それから、両腕裏側の肉抜き穴が目立つので、エポキシパテを使って埋めます。


あまり美しくはありませんが、こんな感じで肉抜き穴を埋めました。
使い慣れたエポキシパテを使いましたが、こういう場合はポリエステルパテの方が適しているのでしょうか。


いつも私が穴埋めに使っているのは、エポパテかWAVEの「黒い接着剤」のどちらかです。
ポリパテはあまり使ったことがないので、機会があれば試してみたいところですね。




さて。
パーツ数がパーツ数なので、下地処理も一瞬で終わりました。
サーフェイサーを吹いて塗装に入ります。

塗装の過程も紹介しようと思ったのですが、今回の作例はカラーリングが肝の部分なので、ここでは敢えて割愛させていただこうと思います。
次回の完成品紹介をもって全貌を公開いたしますので、どうか今しばらくお待ちくださいませ。




代わりと言ってはなんですが、塗装中のベース部分をご覧ください。



キットそのままの状態がこちら。

クリアブルーが大変美しいですね。





ちょっともったいない気がしますが、煙を表現するためにホワイトに少しだけグレーを混ぜたものを吹きます。
ベタ塗りではなく、下地のブルーを透かすように塗装するとキレイです。





噴射炎の塗装をしていきましょう。

周りの噴射煙部分まで塗装してしまわないように、ふんわりとマスキングテープで覆っておきます。
イエロー → オレンジ → レッドと重ねていきたいので、まずはイエローから。


画像はクレオスの「蛍光イエロー」を使用しているのですが、蛍光塗料は厚塗りをすると塗膜がひび割れてしまいます。
私も、この後の蛍光オレンジで塗装を少々失敗してしまったのですが、塗装を落として最初からやり直すのも手間なので、このまま押し通すことにします。



どんな感じに仕上がったのかは、完成品紹介でご覧ください。

次回へ続きます。

おひさしぶりです。
ずっとつくりたかったけれど、なかなか手に入られなかったキットをようやく購入できましたので、さっそく製作に入りたいと思います。

記事のタイトルで既に書いていますが、そのキットこそ、いま巷で大人気のコイツ!


「バンダイ 妖怪ウォッチ02 ロボニャン」

単純だけどなんと奥の深いデザインなんでしょう。
猫の愛らしさとメカの厳つさが同時に存在するこのカオス感がたまりません。




ランナー構成はこんな感じでいたってシンプルなもの。

そのままの素組み状態では、シールで色分けを再現する個所も多くなっているので、そこはもちろん塗装で塗り分けをします。
頭と胴体部分の合わせ目消し、腕の肉抜き穴を埋める作業もやっておきたいところですね。


試してみたい配色があるので、さくっと組み立てて塗装に入りたいと思っています。

どんな配色になるか、お楽しみに。




次回へ続きます。