白川郷を後にした一行は、その日のお宿「のと楽 」に向けて走った。
カーナビを頼りに進んだ。が、在り得ない位アホすな峠道。多く見積もっても車一台やっとの道を、まるでギャンブルかの如く、対向車を交わしながらやり過ごす。どういった思考でセレクトされたルートなのか、理解に苦しむ。毎度の事ながら、鵜呑みにするとイタイ目に遭うね、カーナビは。
空がオレンジに傾く頃、どうにか宿に到着。チェックインと同時にお風呂をいただく事に。
大浴場が二つあり、ひとつは地上階、そしてもう一つは7階にあった。以前も宿泊したことがあったので、新しく増設された新棟の7階、展望が素晴らしい半露天風呂で、夕日がすっかり沈むまで湯に浸かった。至極の夕日で、長旅の疲れも随分と癒された。
PM7:00、お待ちかねの夕食。THE すし。
翌日に式を挙げる、今回の旅の主役二人、そして神奈川からもう一組友人夫婦とその娘。計8名で向かった。
以前、私一人で石川を訪れた際に連れてきてもらった、サイコウに美味いすし屋「鮨治 」さん。地元の新鮮な魚を、握りだけでなく、色々とアレンジして食べさせてくれる。支店を是非、カワサキに・・・熱望したくなるお味。
友人の幼馴染みである大将さん。お若いのに立派だなぁと。只でさえ海産物が美味しいこの土地にあって、「魚」で地元民を満足させるというのは、並ではないなと。
えと、愛してます(笑) 私思うに、はるな愛さん似。いや、褒めてますよ、マジデ。おねぃさんにも無断・・まずいかしら・・
いざ、宴。次から次へと、豪勢な食材のオンパレード。正直、アワビ初めて食した。未知との遭遇的な味だったな。
その他、兎に角色んな料理が満載。中でも皆に好評だったのが「のどぐろ」と呼ばれる魚。赤むつの仲間。
のどぐろさん。その名の通り、のどが黒い為、そう呼ばれているらしい。私もコレが気に入り、後にお土産に。
存分に七尾の味覚を味わい、仕合わせな時間を、最高に楽しい仲間と過ごした。ほんと、騒いでごめんなさい。大将。
愛娘と、その父。すっかりパパが板についてたな。昔からは想像もつかんけれど・・
今回の主役「ken&yumiko」 わりぃ、こんな写真しかなかったw ユミちゃんの笑顔すげぇいいよね。ケン、なんでノンアルコールビールで顔赤けぇ?
食事を終え、本番を迎える新郎新婦を早く帰宅させたく思い、名残惜しくもその夜は解散となった。
宿に戻り、一見するとラブなホテルかのごとく様変わりした展望風呂に浸かり、青やらオレンジに刻々と変わる浴内に男同士で語らう。いよいよ明日は、私にとっても本番。忌まわしき祝辞が待ち構えているのだ。
クタクタに疲れた体を横たえ、眠りを貪った。
んが。
AM3:00。謎の轟音に目が覚める。
「いびきチャンピオン」と、豪語していたK岡先生。その言葉に嘘偽りはなかった。さすがはチャンピオン。再び眠りに就かせてくれやしなかった。
AM5:30.空も白む。地上階にある風呂へと行く。もう眠ることはあきらめた。いくら考えても、空白に飲み込まれる言葉たち。祝辞は恐らく出たとこ勝負。カンペで気持ちを棒読みに伝えたくもない。
七尾湾に朝日が昇る。雲がコントラストに、ピンクや青が混じる。寝風呂に転がり、しばらく空を見つめる。夕日フェチであるが、朝日もまた悪くない。
続く。

