連休を利用して、母の実家、秋田は十和田湖方面へ行ってきた。
予定していたメンバーに欠員が出たらしく、丁度私の休みが重なった為に急遽参加することにした。両親と妹二人、うち下の妹夫婦とその娘、実家に住まう祖母と母の兄夫婦、計10名で「十和田ホテル 」と云う、有名な宿にお世話になった。
随所に吹き抜けを多用した開放感がある気持ちの良いお宿だった。従業員の方々の対応も気持ちが良く、また十和田方面に伺う際は利用したいと思わせる魅力があった。
久しぶりの温泉。開放感のある露天風呂も、のぼせる程に堪能した。
初日は、秋田、十和田周辺の定番となる、乙女の像周辺散策、そして奥入瀬へと足を伸ばした。
やはり東北地方。私の住む神奈川県川崎市とは温度が違う。連日30度オーバーのそれとは違い、日差しは強いものの、木陰に入れば涼しい風を感じることができた。
約7年ぶりに訪れた秋田だったが、のどかな風景や変わらぬ実家の風景に、唯一感じた違和感。最後に訪れた年に亡くなった祖父の存在。
とにかく怖く厳しい祖父のイメージ。家族誰に聞いても同じ答えが返ってくる。が、時折垣間見えた、不器用な優しさが、今となっては懐かしく、温かく感じる。その存在感があまりに大きかった為、不在がもたらす空間もまた大きく感ぜられた。
ここ数ヶ月、なぜか祖父の事を思い出す事が多かっただけに、今回の急な欠員には偶然とは言い切れない何かを感じなくもなかった。
二日目は、十和田市まで足を伸ばし、「十和田市現代美術館 」へ向かった。
石川県金沢市の21世紀美術館で見た、ロン ミュエクから受けた衝撃を引きずっていたので、彼の作品「スタンディング ウーマン」があると雑誌で見かけ、この機会を逃す手はないと、家族全員を引きつれ向かった。
アートというものはよく判らないが、やはり唯一無二のリアリティーには感服した。
短い時間の滞在だったので、今回の旅行は美術館を最後に帰路についたが、何より祖父の墓前に手を合わせる事ができ満足している。
帰り際に作ってくれた、祖母と叔母の合作「きりたんぽ」。サイコーに美味かった。



