佐々木裕美さん四歳の凱くんを育てるシングルマザー
夫の事故死のあと実家に戻り両親と同居
マダマダ幼い凱くんですがぁ生活の為には彼女が働くしか有りません
彼女の選んだ競艇選手という職業は
競艇選手1487人中 女性161人という男の世界
なぜそんな世界に飛び込んだのか・・・
9歳の時に競艇を見に行ってその魅力にとりつかれたそうです
パッと見て、あっ、これ乗りたいって思ったそうです
あっかっこいいなって思ったのがきっかけで
19歳で競艇学校に入学して 20歳で選手デビュー 23歳で初優勝☆
ルックスと人気を兼ね備えたレーサーとして脚光を浴びます
そして25歳の時坂谷真史さんと結婚 翌年凱クンを出産
でもその時に彼女は競艇選手を辞めようか悩んでいたそうです
子供さんを産んだ時に中身が母親になりきってしまって
レーサーとしての気持ちがなくなってしまった時期が
闘争心がなくなり引退して子育てに・・・
そんな時に夫の真史さんが事故で亡くなる・・・
その時・・・膝から崩れ落ちた記憶しかないないそうです
ずっと泣いていた気はしますとも でも悪い夢を見てるような気ではいたそうです
夫という心の支えを失い・・・考えたそうです
正直を言えば子供を連れて後を追いかけた方が楽かなぁとも
なんで私だけこんなに不幸なんだとしか思えなかった
一人息子の凱くんの事 私が育てないといけないので
何が出来るんだろうと思って でもなにも出来ないって
小っちゃい時から競艇の仕事に就きたかったので
他にやりたいこともなく
心の整理の為に・・・8ヵ月・・・
夫の事故から8ヵ月後にレースに復帰
しかも復帰した直後はレースの度に涙をみせて
夫の命を奪った競艇でもそれを続ける自分、わきあがる様々な感情との戦い
先輩が言われてました
強くなった精神的に、子供のためにっていうのがあるのか
その子供に自分のお父さんはこういう仕事をしていたというのを見せたいって凄く頑張ってますと
一人息子さんの存在が強くした
競艇は一般レースの賞金は
1着 12万1千円 2着 8万5千円 3着 5万7千円
4~6着は なし
なので自分の腕次第・・・怪我と隣り合わせ
そんな時に勇気づけてくれるのがぁ
横断幕・・・それは旦那さんが作ってくれたもの
旦那さんがサプライズで作ってくれたものをずっと使っているそうです
夫の真史さんがこっそりと作ってくれた名前入りの横断幕
これが手元に届いたのは事故の当日だったそうです
自分と息子の名前を記した最後のプレゼント 夫はいつも見守っている
レースが終わって何が一番したいの問いに 子供に会いたいです
凱くんがいなければ復帰もたぶん私一人だったらしてないし
凱くんがりっぱな大人になるまでは頑張りますと笑顔で話されてました
ほんとに母は強しということばがおもい浮かびました
自分の為にというより
息子さんの為にという気持ちは変わらないし変えられないもの
話きいていて重く感じました