これは一頭のサラブレットと少女が生んだ物語です
馬の名はタカラコスモス
馬術大会で幾度も優勝した名馬
ですがぁそのタカラコスモスに病が襲う
それは競技馬として致命的なものだった・・・
暴れ馬になってしまったコスモス~名馬をここまで変えてしまったのは
・・・失明
タカラコスモスの左目は見えなくなっていた~前部ブドウ膜炎で目が炎症を起こし視力を失う病気
光を失った事で競技馬として生きて行けなくなった
・・・のこされた道は安楽死・・・
ですがぁある人物がタカラコスモスを引き取る人物が![]()
青森県三本木農業高校 馬術部 顧問の藤森亮二さんでしたぁ
あの名馬を失うのは余りにも惜しい・・・
そう考えた藤森さんは一人の生徒を呼び出す~
お前に世話をして欲しい馬がいるんだ~
え~私ですかぁ~抜擢されたのは当時高校一年生だった湊 華苗さんでしたぁ
意志の強さを見込まれての抜擢だった
このときは一度も馬に一度も触れた事がなかった
待っていたのは暴れ馬のタカラコスモスだった
楽しく馬に乗りたいから馬術部に入ったのに・・・
そしてタカラコスモスと分かり合えない日々が続いた
だが華苗さんはこう思ったそうです~コスモに乗ってみようかなぁ~
相手は目見えない暴れ馬振り落とされるかもしれない
華苗さんは意を決して乗ってみた![]()
すると馬とは違う~走りはどの馬より軽やかだった
コスモ あなたはやっぱりスゴい![]()
目が見えないのが不安なだけなんだと
それなら私が あなたの目になる
そして華苗さんの挑戦が始まった
目ヤニの止まらないコスモス
ストレスを少しでも減らしてあげたい何度も拭いつづけた
スキンシップも心がけた☆昼夜を問わず愛情をそそぎ続けた
たからコスモスと分かり合える戦いだった
青森の厳しい冬~正月も返上して世話を続けた
そんな生活が一年続いたある日
散歩から戻ろうといっものようにコスモに声をかけると
~コスモ~
今まで一度も反応した事のなかったタカラコスモスが
初めて華苗さんの言葉で近づいて来てくれたぁ
二人の間に絆が生まれ☆コスモスも華苗さんに身をゆだねるようになった☆
そして華苗さんの心にある想いが芽生える
コスモと大会に出たい☆
ですがぁ馬術大会のはな
障害物競技は目が見える馬でさえ危険な競技
タカラコスモスの出場は許されず・・・他の馬に乗らなくてはいけなかった
しかし馬と息が合わず落馬ばかり・・・
やっぱりコスモじゃぁなきゃダメだ
卒業すれば離れ離れになってしまう~一度でいいからコスモスと競技に出たい
華苗さんは二人で出られる競技を選ぶ
馬場馬術~決められたコースで騎手の指示のもと
いかに正確に優雅な演技が出来るのかを競技する
これならコスモと出られるかもしれない☆
馬場馬術は騎手の的確な指示が最も重要で
ひたすら二人だけで練習を繰り返した
疲れて足に熱を持てば遅くまで残り冷やし続けた
卒業したらもうコスモには乗ることは出来ない・・・
二人で三年間の証を残したい![]()
タカラコスモスに全てを捧げた高校生活~その集大成として絶対大会に出たい
高校最後の大会直前華苗さんは想いを告げる☆
私コスモと大会に出ます![]()
私が目になればコスモは走れる![]()
迎えた高校最後の大会☆
華苗さんが乗っていたのはコスモだった~
伝説の名馬が晴れ舞台に戻ってきた☆
馬場馬術は~騎手は決められたコースを的確に指示
前進後退など演技の優雅さ 正確さが問われる
息が合わないと~失敗してしまう
三回失敗してしまうとその場で演技は終了
二人は最後まで走りきれるのか![]()
大会直前たてがみを金色のひもで結ぶ
そして自分も~
大会直前~華苗さんはこう言われていたそうです☆
悔いの残らない大会 ひとつになりたい
そして大会に~
最初で最後の演技~コスモ行くよ☆
そして演技が始まる☆
華苗さんはコスモの目になっていましたぁ
四分四十五秒演技終了
華苗さんとコスモは最後まで走り抜いた☆
結果は~8位~
完走すら危ぶまれていたので大健闘の成績でしたぁ
ですがぁ~その成績よりこの大会に出た時間がかけがえのない時間でした
そして華苗さんの卒業式☆
そして七年後
コスモは今も高校で後輩たちが世話している
華苗さんも月に何度もコスモに会いに来てるそうです
コスモと過ごした日々の事を~話されてました
一生懸命なにかに取り組むというすごい大事な事を教わった三年間だったこと
最後までやり通せばなにかが返ってくるんだなって
動物とヒトとの絆というものを知ってもらいたい☆
取り組み向かい合いそして挑戦して行く事
凄く大事な事だと思います
それを高校三年間で学ばれた事すごい経験だと思いました
すごく絆を感じた物語でした
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