暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか・・・・??
私のほうは、そんな暑さを逆手に取ろうと(!?)、江ノ島で、東医体(東日本医科学生体育大会の略)のヨットレースがあったので、観戦に行ってまいりました。
そう!!、私は実は大学時代、ヨット部だったので・・・・
しかし、このレース、なぜか・・・
私を含めてですが、他のOBや、それこそ他の大学の方々も・・・・・
なぜか年に1回、このときだけは・・・・
何年たっても、どんなに忙しくても・・・・
集まる方が多いんです・・・・(笑)
それは、みんなの胸に忘れられない思い出と・・・・
いまだに消えることのない、熱い闘志が・・・・
残っているからなんだと思います・・・・・
本日は、そんなヨットの話を少々・・・・・(長文になるかもしれませんがよろしくお願いします 苦笑)
ちなみに、ヨットを知らない方も多いと思うので、簡単にルールを説明すると
みんなでいっせいにスタートしたあと、上の写真のような、海上に浮かべた部位を、みんなぐるぐる回り、
あらかじめ決められたゴールラインに早くゴールした人から、順位がついていき、その順位を競うというスポーツです。
ヨットには、エンジンのような動力機は全くついておらず、風で走るので、地形から海面や風を読んだり、相手に乱れた風を与えたり、数々の駆け引きが繰り広げられる中で、順位を競っていきます。
また、陸からはほとんど見えないので、船に乗って海上に行き、応援・観戦をするというわけです・・・・・
そんなわけで、海に出るタイミングはまさに出陣です!!
みんな気合が入ります!!
程なくして観覧艇も海上に着き、レースを観戦するわけですが・・・・
各大学ごとにスピンセールというセール(帆)の色が違うため、遠くにいてもどの大学が何位だかがわかる仕組みになっております。
風上に上って走る、上り
風を受け、ほぼ真横に走るアビーム
風下に下る、下り・・・・
後輩のレースを見るたびに、自分たちが熱く燃えていた、若かりし頃の思い出が頭をめぐります・・・・・
特に、それぞれのマーク(海上に浮かべられたブイ)を回るときの、マーク回航なんかは、とくに順位の入れ替わるところでした・・・・
団体戦では各大学で3艇づつ出て、その総合順位を競うのですが、
そりゃうちの大学だって、
そこでは、勝って歓喜に浸るものいれば・・・・
負けて涙するやつもいます・・・・
それが勝負ってものですからね・・・・・
ただ、間違いのないことは、その後輩たちが現在経験してるであろう、1挙手1踏足が・・・・
私たちも経験した、歓喜であり、悔し涙であり・・・・
そして何より、私たちにとっては・・・・
世界で一番暑い(熱い)夏だった・・・・
ということでしょう・・・・
そんな思い出の十数年前の夏・・・・・
何より、私が忘れられなかったのは・・・・
死力を尽くして戦い、全レースが終了したあと・・・・
OBが観覧艇からビールを投げ込んでくれるのですが・・・・
どんなクズでも(たぶん私はその代表格でした!?苦笑)炎を出して燃えることだけは出来たし、なによりその直後で飲む、冷えたビールの味・・・・・
私が今までの人生で飲んだビールの中で、
一番うまかったことは、もはや言うまでもありませんね・・・・・(笑)
今思えば、それは・・・・
『熱く燃える』ということ、『死力尽くして戦う』ことが出来る、ということの尊さ・・・・
そして、それのみで集まることが出来るという『絆』・・・・
そんな、現代社会において希薄になりがちであるが、実は大切なことを・・・・・
教えてくれたのではないかと思っております・・・・・
そして、そんな消えることのない熱い思いは・・・・・
きっと、次世代のヨット部OBの遺伝子たちによって・・・・
語り継がれていくことでしょう・・・・