仕事の休みを使って、映画を2本観てきました。ついでに、マイナンバーカードの手続をソフトバンクの店頭でしてきました。

ヒピポ映画は自分の行ける範囲の映画館は終わってしまいましたね。今回観たのは、『ONE PIECE FILM RED』と『ミニオンズフィーバー』です。この2作品の感想と、2作品観た上でおそ松さんのヒピポ映画について思うところを書いていきます。



映画の合間に水分補給、スタバのほうじ茶フラペチーノです(^o^)






《ONE PIECE FILM RED》


新宿ピカデリーでは意外なことに『ONE PEACE FILM RED』の上映が無いんですよ。

これには驚きました。そんなことってあるんですね?

松の劇場版ではいつも新宿ピカデリーが本拠地みたいなもんだから、新宿ピカデリーが日本の全ての映画館の親分的な存在だと思ってたわ(笑)


私はワンピースほとんど知らない人間だけど問題なく観れましたよ〜!

テレビで昔、ナミの髪がショートヘアだった頃に数回テレビで見た程度なんです。

知らないキャラとか知らない技とかいっぱい出てくるけど、そこはそういうもんなんだなと流してます。(知らんキャラだけどリヴァイ兵長っぽい人いましたね?)


キャラめっちゃ出てくる分、一人一人の出番は少なくないですか?推しのいる人はもしかしたら残念がってるかもしれない、そのくらいゲストヒロインが出ずっぱりで目立っている映画でしたね。あ、だからワンピほぼ初見の人でもスッと入れるのかもしれんですね。

出てくるキャラ全てにこれまで積み上げられてきたストーリーがあるのでしょうね、私はそういうのほぼ知らないから、それぞれのキャラの見どころは分からないし、この映画単体で楽しめたに過ぎないです。


今回のヒロイン可愛いですね(^o^)

女の子で片目キャラってあまりいない気がする。ビジュアルがめっちゃ好みに刺さったんですよ。ヒピポ見に行った時に上映前の予告編でいつも可愛いな〜て見てました。

ウタのキャラデザに惹かれて、それだけのために映画観に行ったと言っても過言でないです。



シャンクスというキャラは私は初めて見ました。多分、全編見てる人みたいにはキャラに愛着涌いてないし、同じくらいには感動できてないだろうなと思います。それでも、終盤で海軍がウタを拘束しようとした時のシャンクスの怒号、「死ぬ気で来いーー!!」はすごい格好良いと思った。


でもな、、、“優しい嘘”はいらんかったよ…

あの突き放し方は無いだろう、と。そこは最後まで見終わってもモヤが残る。



ウタは全編通して可愛かったです!!

ライブ会場に乱入してきた悪党にも海軍にも「ここでは肩書とか経歴とか関係ない、みんな仲良く私の歌を聞いて!」というスタンスで誰でもニコニコ歓迎するの、可愛かった。

でも、ウタのライブ(精神世界?)に浸るのを拒否されたら掌返すとこ、闇が深いですよね。それでも、そんな状態の彼女もやっぱり可愛いんだよな…

最後に出てきたトットムジカの怪物?は、ワンピほぼ初見の私にはどれほどの脅威レベルなのか分からないため全くハラハラしなかったです(^o^;

それよりも、そのちょっと前の、ウタが人々の逆らう声に耐えきれなくなって、手当たりしだいに無機物にしてしまってライブ会場全体が水の底に沈んだようになってるシーン、ウタが1人になってしまったシーンの方が怖かったです。衝動的に周りから人を消していって気付いたら1人ぼっち、って、すごい怖くないですか。あの静けさ、怖かった。


ルフィが私のイメージしてたより大人でおとなしい感じがしました。こんなでしたっけ?ギャグシーンが無いからかな?

ウタの心情はこれでもかというくらい描かれてて、ルフィ側はあまり内面まで踏み込んだ描写が無かったですね。まあ、別に必要ないか、ウタの心の闇の物語ですもんね



ウタの力でぬいぐるみ化された(?)麦わら一味の船が、しっぽモフモフの可愛い動物になってたの好きです(^o^)

最後に船の姿に戻って、(もちろん、そうならないと困るわけたが)、ルフィがつついても反応しなくなったのはちょっと淋しかった。


もうすぐ興行収入が100億行きそうな勢いなんですね!

私が行った時は特典は無かったし、コラボドリンクのスイカソーダも無かったです。

スイカソーダ飲みたかったなー



※追記

後で調べたところ、私が見に行った地元の映画館ではそもそもスイカソーダは扱いが無かったです!

多分、ヒピポの舞台挨拶で横浜ブルクに行った時に見かけて覚えてたんだと思う。






《ミニオンズフィーバー》


ワンピースと同じ日に、続けざまにミニオンズフィーバーも観ましたよ〜


こちらは、お子様連れが多かったです。

そして、満席に近かった。

あぁ、そうか、夏休みなのね、ちびっこたちは。

夏休み始まる前に観ればよかったです。

お子様連れの多い作品は席に当たり外れがありますからね…


というか、ミニオンズが子供向け作品だという認識があまりなかった自分が迂闊でした。

家でdTVの配信でミニオンズ観てる分には普通に大人も楽しめる映画だと思ってた。ディズニー映画と同じ括りで。

しかし今回、映画館で鑑賞したら、自分が思ってたよりずっと子供向けっぽかったです。

今回のストーリーや演出が特にそうなのか、映画館が子供多かったためそんな錯覚したのか、よくわからないですけどね?

話のテーマはかなり明確なものがありますね。仲間に裏切られても新たに出会った仲間とまたやっていける、的なやつですよ。



正直これは映画館で観なくてもよかったな〜

ちょっと失敗!(笑)

面白くなくはないんですよ、ただ精神年齢が期待したより低めな印象だったんです。

おそ松さんやワンピ映画では感じなかった違和感でした。



ミニオンたちの挙動や喋りかとても可愛くて、永遠に見てられるくらい楽しいんですけどね〜

ちょくちょく日本語の単語も喋ってたの面白かったです。結構日本語喋ってましたねww


悪党グループの女ボスが首周りや手首につけてるファーがふわふわで、ふわふわがすごいリアルでめっちゃ見惚れました(笑)

CGで特定の素材にめっちゃ力入ってるの好きなんです。あのふわふわ素材は静止画で見てもあまり凄さが分からなかった。


あと、印象に残ったのは、めちゃくちゃ傾斜のキツイ坂道。

45°くらい?もっとあるかな?

人が自力で上り降りできない坂道があって、住んでる人々は路面電車に乗って移動してた。

現実にあんな坂道ってあります??

世界のどこかにはあるのかもしれない、まあ無いだろうけどな、と半信半疑に思いながらずっと気になって見てました(笑)

夢の中になら出てきそうな風景。


ミニオンズの世界は、悪党が開き直りすぎてるところが面白いですね(^o^)

ただ悪党として世界に名を馳せることを目指してるんですよ、なぜ自分は悪に身を落としたのか的な説明や言い訳は必要ないんです。湿度の超低い、カラッとした悪党、むしろ清々しいくらいです(笑)

悪党といっても狙ってるのが財宝であって人を傷つけるのが目的じゃないから安心して笑って見てられるんだと思う。あの世界の悪党たちは生き生きして楽しそうだな〜



エンディングで、グルーとミニオンたちの日常の挿絵が出尽くして、画面が文字ばかりになったくらいから、お客が続々と退室していきました。私もそれに倣って早めに退室しました。



ミニオンズフィーバーは特典もらいましたよー


くじになってて、抽選で等身大ぬいぐるみが当たるらしい。





《改めて、ヒピポの見どころ》


『おそ松さん〜ヒピポ族と輝く果実』、今回2作品視聴した後で改めて振り返ると、松はメッセージ性が皆無とまでは言わないけどあえて主張もしない、ふわふわした作品なんだな〜て思います。

観る価値は別にないんですよ、今回のヒピポは本当にそう(笑)


とはいえ、一応は一労働者としての自分、どちらかと言えば6つ子よりヒピポの村人にシンパシーを感じる内容でした。

素朴だとばかり思ってたヒピポの村人が有害物を栽培して生業にしてると知った時なんか悲しくなったり、働くってなんだろう、キラキラってなんだろう、て思ってみたり、社会における(リアル世界と赤塚世界の両方の)6つ子の立ち位置に思いを馳せたり、後からジワジワくるものがありました。説教ぽくなく風刺的な描写がちょくちょく入るので、刺さる時には静かに刺さる。



あと、おそ松さんの映画で特徴的なのは、かゆいところにどうやっても手が届かないあの感じ。

えいがのおそ松さんの時と同じですね。


畑の看板の不完全で意味不明な文字とか、赤塚先生の遺影も一本線が足らないような、何らかの意図がありそうな不思議な描写をするけど最後まで回収はしない、そもそもヒピポ族って何者だったのかもわからんまま終わってしまう。

一度でスッキリ理解し満足できる作品ではないので、だから一度で終わりにできないとこある。

そういう、かゆいところに絶妙に手が届かない演出、結構意図してやってるっぽいからズルいんですよ…これって松の中毒性の正体の1つだと思う。


おそ松さんでは伏線回収や辻褄合わせに尺を使わないですよね、そもそもスタッフが観客に見せたいのはそこじゃないし、っていうのが松のスタイル。

ヒピポのパンフにも、制作スタッフが目指したものって、おそ松さんらしさ、あとは不思議な体験をしたひと夏の思い出みたいなのを作りたかった、て感じなんですよ。脚本も、見る人に何かを伝えたいとかじゃなくて、面白い話書いたから楽しみにしてて!くらいのノリなんですよね



ヒピポのOPでエッシャーのだまし絵をモチーフにしてるのが、個人的に見どころだと思ってます。

普通に考えたらおかしいのに、絵としては破綻せず自然に受け入れられてしまうとこ、おそ松さん世界そのものなんですよ。


わかり易い例だと、えいがのおそ松さんで、6つ子と18歳6つ子で12段肩車するシーン、普通に考えたら絶対落ちるに決まってるのに、画面が切り替わると、しれっと高橋さんの家に着いてるんです。普通に考えたらおかしいのにあの世界のあの作画では破綻してないんですよね、そういう、軽く脳に引っ掛かる不条理作画が本編のあちこちに仕込まれてる。そういうのも松の中毒性の正体の1つなんだと個人的に思ってる。



あと、作画も美麗ではないけどよく練られてはいると思う。

ヒピポは、冒頭のタイトル出すとことオシッコのシーンで作画コスト使い切って作画スタッフそこで力尽きたんか?と思うくらい、後はほぼギャグ作画でしたね〜

いいんですよ、おそ松さんは美麗な作画が売りの作品じゃないから、オモシロをいっぱい表現してくれればいいのです。

あと、たまに何気にセンスあるなと思わせるカットも入るんですよね、キラキラフルーツの想像図?を太陽にかざして、あたかも絵の中のフルーツが光り輝いているみたいにしてたのとか素敵だな〜ていつも思って見てました。あと、十四松に追い詰められたヒピポの子が口笛で仲間を呼ぶシーンも、甲高く伸びる音と真上を仰ぎ見るようなアングルも気に入ってます。

作画コストで言えば、終盤にめっちゃ人が出てくるとこ、結構な尺もあったし担当した人大変だったんじゃないですかね。あれはいっぱいお給料差し上げるべき…


一方、ヒピポ始まる前に流されるまつのけチャンネルは作画の省エネしすぎではw


でも4週目の6つ子全員バージョン、あの雑な動きのアニメーションで一松が紙カップの飲み物を飲む動作はめっちゃツボでした。

あんな不自由そうな動きでコクコクっとジュース飲むいちまっちゃん可愛いな(笑)


本編中の一松のロマンス的な展開は、私の観測範囲では一松推しの方々にも概ね好評だったと思います。でも夢女子的な人には厳しいんじゃいかな〜?あと、推しの幸せを第一に願うタイプの人には一松がいろいろ心配になってしんどいかもしれん…

私は、一松の恋愛は今まで想像できなかったのが、今回のヒピポで「アリだな!」と思えたのでなかなか良い収穫だったと思います。今後、人間の女の子との恋愛もあってもおかしくないと思えました。

何より、ヒピポ映画で一番笑ったの、一松があげた花冠を食べられちゃったシーンでしたからね。あのオチは大好きです。

ただし一松本人が積極的にギャグに走るシーンがあまり無かったのは一松推しとしては少し残念なところ。もっと暴れていいんだよー