今日はアニメ制作会社の社長と打ち合わせをした。

アニメ会社は現在厳しい状況に立たされている。

アニメバブル崩壊とも言われ、現在制作会社が軒並み倒産している。

いま、日本だけの市場でやっていけるのはほんとにごくわずか。

だからといって、諸外国で展開するのは権利やら手続きやらが面倒。

みたいなことで、二の足を踏んでいたが

もう、そうもいってられない。

いま中国、フランスをはじめ諸外国から熱烈なラブコールを受けている

日本のアニメ。

なぜにこんなに日本のアニメは人気があるのだろうか?

もちろん、ストーリーや構成、色のバランスなのかもしれないが

いったいなぜ日本?

3~4年前に似たような話を、マーケティングの師匠としたことを思い出した。

日本の芸術は外国の有名アーティスト、芸術家に影響を与えていることが多い。

江戸時代の作品なんて、特にそうだ。

実は、日本の「美の価値観」というものは実はそこでほとんど完成していたのではないか?

なぜなら、鎖国という一切の文化交流をなくし
(もちろん一部では開放していたが)

独自で学び、修練していく必要があった。

絵画なども、同じで自分たちで色も、バランスも作り上げる必要があったのではないだろうか?

日本独自の「美に対する価値観」というのは一旦そこで極められ

そのDNAが今もって脈々と我々に受け継がれ

それらが現在の日本のマンガ、アニメ文化を支えているのではないか?

と考えると、今後その受け継がれている遺産というのは

諸外国に浸透し、理解され、さらに高みを目指して・・・となると

いまの日本に何が残るのであろうか?

もう一度鎖国・・・なんてことは非現実的で、いまの時代の考え方にも

まったくあわないので、僕自身も反対だが

他の国の文化を積極的にアニメ、マンガに取り入れ

新たな「美に対する意識、価値観」というのを作り上げなければいけないのでは?

もう一度、日本人は「美の山」に登る必要がある。

美の山」は日本だけではなく、他の国と目指すべきだ。

アニメ・マンガに関わらずコンテンツで商売している人たちは

すぐに利権、既得権益の考え方に縛られ身動きがとれずにいるが

リスクを背負いながら、世界にもっと打って出るべきであると思う。

いまの商売上、毎日外国の人たちとミーティングをし

様々なプロジェクトを組むが、世界にはリスクを覚悟で

身一つで商売している人が山ほどいる。

どこどこの国の人は怖いとか言っている場合ではない。

世界のどの国の人も、こちらが油断をすると同じ結果になる。

何も特定の国の人に限る事例ではない。

こんなとき、一番必要なものはマーケティングの知識ではなく

「情熱」であるということを、肌で感じる。

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