お客様は神様じゃ、ナイ | もだんたいむ ~或いはもんだいたいむ~

お客様は神様じゃ、ナイ

理不尽にあやまっているのは誰だ
理不尽に謝らせているのは 何故だ



節度にも意味はあるだろう
耐えるにも程があるだろう


言葉にも使い方があるように
怒りにも伝え方はあるだろう
なくてはだめであろう怒りの示し方を



そのように吐き散らすのは
もはやそのあなたの理不尽な怒りは
ただの汚物でしかありません




煙草とライターと缶コーヒーを買ったあなたに
「お客様、袋にお入れしますか?」と伺っただけの店員を
「てめぇ、俺を泥棒扱いするのか。
 入れますかなんて何故聞きやがる。人を馬鹿にするな」
と その大声で極端な返し方は理不尽なんてものではありません



なのに
頭を必死に下げて
「申し訳ございません。そんなつもりで言ったのではございませんが
 わたしが誤解を招いたのでしたら本当に申し訳ありませんでした」
と 何故彼女がそれほどまでして
謝らなければならないのか分からない 解りたくない
謝る彼女につけこむように
これでもかこれでもかと罵倒するその理不尽なあなたの言葉










あなたは客だけど




神様じゃ、ない。










$もだんたいむ     ~或いはもんだいたいむ~




接客業ぶる~す、しかり。

そんな場面でも「まったく気にすることはないと思う」
と思わず声かけをしていった
別の1人のサラリーマンも、いる。
ただ好奇な目でチラチラ見ている人も、たくさんいる。

言うまでもないが

次回から先ほどの彼には伺わなくとも
すべての買い上げ商品は
すみやかに袋にお入れするのが彼女の目あてになる。