先週金曜の事業仕分け。
スパコンを筆頭に、
予想通りの悲しい結果になっていた。
 
 
でも一般の国民から見たら、
先日ほかの事業についてぼくが思ったのと同じように、
仕分け人の質問はもっともなのかもしれない…。
(税金を投入するんだから全国民に対するリターンを試算せよ云々)
 
もっともだったとしても、
役人の対応はやはりすこぶる悪かった。
もうちょっとしっかりやってくんないと、
基礎科学についてみんなが誤解したまんまになってしまう。
国民へのリターンは夢だとかふんわり言われて、
そのために研究者の趣味・見栄・無駄遣いに巨額が投じられているって言われたら、
誰でもいやでしょう…。
毛利さんのような論客を助っ人としてもっと連れて行くことはできないのか?
 
財務省的にはもう削減・廃止の方針で決まっているからこそ、
事業仕分けにリストアップしてあるんだろうけど、
科学技術立国に向けて、

基礎研究に投資しなくては、
(どんなに財政が苦しい時でも。むしろ企業が苦しくて余裕がない時にこそ。)
日本はまずいってことを前面に押し出して、
少なくともネットで見てる一般人に向けてアピールしてほしい。
もちろん(構造的な)無駄遣いはなくすべきだけど、
事業自体が無駄みたいに思われちゃったら悲しい。
 
 
 
仕分け人たちも、
 
「基礎研究が大事なのは理解している。」
「(若手)研究者育成が大事なのは理解している。」
 
とたまにいいこと言うように見えるんだけど、
最終的には、
 
「リターンは?数字で示して。」
 
と言い出す。
なにも理解していないではないか…。
 
 
確実に担保することが可能なリターン云々は、
もちろん夢ってのもあるんだろうけど、
 
 高い目標を掲げてそれに向かってがんばる過程で、
 研究者を始めいろんな人(筆頭は研究者についている学生か?)が成長する。
 それが日本の国力を高める。
 (もしかしたら応用面でいいこともたまにあるかも知れない。)
 
としか言えない(と思う)。

もちろんこんなのを数値化はできないけれど、
それで納得できないのならば、
基礎研究に金は1円も使えなくなっちゃうのでは?
(一見すると)無駄に見えちゃうんだから…。
 
その場合は科学技術立国はあきらめざるを得ない。
日本にとってほかの立国方針があるとは思えないけど…。
あるとしたら今のシンガポールみたいになることだけど、
何百年かかるか分からないし、
成功するかも分からない。
 
 
 
 
まあいろいろ言いたいことはあるけど、
仕分け人につっこまれたように、
科学技術行政に構造的欠陥(特に金の流れ)があるのは事実。
期待はめちゃめちゃ薄いけど、
これがきっかけになって、
(基礎)研究がしやすく、
国民にも胸を張れるって言う、
新しいシステムが再構築される可能性もなくはない…。 
 
無理か…。
 
 
 
 
 
 
 
また本筋からはそれるんだけど、
スパコン事業の仕分け作業中に、
何かの流れで、
文科省の人が、
途中撤退したNEC日立に対して、
訴訟を起こす準備があるようなことを言ってしまっていた。
 
それをすると言うことは、
当然ながら、
事業縮減or廃止によって、
残った富士通に訴えられるのもウェルカムということを意味するのではないか?
 
始めから負けるつもりで法廷に立つわけにはいかないから、
NEC日立からは違約金を吸い取って、
富士通には国策だから廃止は已むを得なかったので違約とは言えない。
ということを目標に戦うのだろうか?
 
そんな奇跡の論理を魅せてもらえるのならば、
今後の人生に役立てたいので、
是非やってもらいたい。
 
 
富士通に払う金額よりも、
NEC日立から吸い取る金額が多ければ、
トータルで勝ちだからよし。
というような、
企業の特許カウンターに類似した下品な(?)作戦が必要な訴訟は、
少なくとも国からは起こすべきではないのでは?
 
と個人的には思う。
 

 

 

 

国立大運営交付金はいつやっつけられるんだろう?

気になります。