中島義道著、
「働くことがイヤな人のための本」
を読んだ。
 
 
なんとも魅力的なタイトル。
そして表紙にいるのんびりボートの上で昼寝している男性の魅力に引かれて買ってみました。
 
要旨は、
 
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ほとんどの人が気づいてて、

でも怖くて認めることができないんだけど、
結局先天的な才能と運のあるやつが成功するんだよね。

 
成功したやつは全員がもれなく努力をしている。
とか言うけど、
そんなのうそに決まってんだろ。
 
この世は理不尽な事だらけなんだよ。
そこはもうみんなで認めていこうよ。
 
でもその理不尽な世の中である程度成功したオレ様はすげぇだろ。
かわいそうな君たちにぼくの成功体験を聞かせてあげるから、
感動しなさい。
そこから何かをつかむのです。
 
そしてみんななんでもいいから我慢して働こうよ。
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って感じです。
 
なんだそりゃ?
 
誰を対象にして書いてるのかがまったくわかんないよ。
今流行のNEETを対象に、
「がんばって働いていこう!」
っていうのが最初だったんだと思うんだけど、
(これはあとがき読んではじめて知ったんだけどね。
あとがき読むまで趣旨がわかんない本って…。)
明らかに、
著者は読者にある程度の文学、哲学、論理学の知的教養を要求しています。
 
なんだそりゃ?
 
そんな高い教養を身につけたNEETって、
NEET全体のどれくらいいるんだよ!
 
しかもやさしく書こうともしているから、
あんまり深い議論は展開してません。
そんなことぐらいもう言われなくてもわかってるんだよ!
だから結局その先どうすりゃいいのかを知りたくてわざわざ読んでやってんだろ!
って言う声が聞こえてきそうです。
自分の引きこもりから大学教授へのサクセスストーリーを自慢してるだけですな。
 
なんだそりゃ?
 
自分の体験談が大部分なのに、
最初のほうで、
この世は理不尽だっていうのを展開する過程で、
「成功した人の体験談はその人に特有の能力、状況、運のすべてがそろってこそ、
初めて成功し得るんだから、
ほかの人の参考には一切ならない。
なるわけないじゃん。」
見たいな事言っちゃってるんですよね。
 
なんだそりゃ?
 
自分の自慢話を披露したいんだけど、
直に書くのはちょっと気が引けるから、
働くことがいやな仮想人物4人を相手に対話風にしてるんだけど、
残念なことに著者の作る仮想の人だから著者の言いたいことの誘導係にしかなってなくてぐだぐだです。
 
なんだそりゃ?
 
結局最終的には、
「何でもいいから自分にできるところで働いて、
我慢していくことが自分を高めてくれるから、
とりあえず何でもいいから働こうよ!」
ってことらしいです。
 
なんだそりゃ?
 
 
 
 
ふざけた本でした。
ぼくにはただの自己満足のために書いたとしか思われません。
こんな本書いてお金をもらえるなんてほんとに理不尽な世の中です。
この本読んで感銘を受けてNEETでなくなれる人は皆無だと思いますがいかがでしょうか? 
 
まあ経験談以外の思想(?)のところで、
ある程度共感できる部分も多少あったけど、
はっきり言って読む価値なし。

実際最後まで我慢できずに最後のほうはかなり飛ばし読みになってしまった。
 
 
 
 
表紙はほんとにのんびりしてていいと思ったんだけどな…。
タイトルと表紙見ていわゆる、

「癒し系」

の本だと思わない人はあんまりいないと思いますよ。
一度本屋さんで見てみてください。
 

働くのがイヤなぼくに向けて、 
「だいじょぶだよ。無理して働くことないよ…。」
みたいなの期待してたのにな。
完全にだまされました。
 
と思って偏って見てたから、
ふざけた本に見えたのかなぁ?
そんなことないと思うけど…。
 
 
 
癒されたかったなぁ…。