離婚して、体壊して、弱ってる私を見て、子どもたちも小さかったので「実家に帰ってき」と言ってくれた。
でも、やっぱり、私には苦痛な実家だった。
体調悪いから朝起きるのもやっとの時期だった。
子ども会の行事があったある朝、近所の人に行事の話聞いて私をたたき起こした。
「あんたはもう~~~。情けないっ。情けないっ。」って
怠くて重い身体でフラフラしながら必死で身支度してる私の後を追いかけ回してずーっと言ってた。
そんなこと、ののしってる時間あったら孫の身支度手伝ってよっ!て思ってた。
世間体ばっかり気にする母にとって、今日行事があるって情報を他から聞いて初めて知る事がすごい屈辱やったんやろね。
そもそも娘が離婚して戻ってきてるってことも恥ずかしいことやったんやろね。
そういえば、体調気遣って優しい言葉もらったことないなぁ。

 

父もまた強烈。
子どもが宿題のプリントや教科書を床にちょっとばらまいてたら
「いらんのか。火つけて燃やすぞ。」ってライターで火をつける真似するからびっくりした。
親戚の叔母さんが旅行先で倒れて危篤になった時は極めつけ。
もう呑んでるのに自分で運転して行こうとするから母が止めたけど聞く耳もたない。
で、私が「お父さん、危ないからあかんで。タクシーで行ってよ。」って止めに入って腕つかんだら、逆上した父につかみかかられた。
よろけて倒れた私の顔を踏んできた。
数日後、母がマッサージしてと言うのでもんでいたら、親指がおかしい。
「あの時に父ともみ合った時に負傷したんや。だから力あんまり入らんで。」って言ったら、
「まともに相手にするあんたが悪いんや。放っといたらええのに。」って、言い放った。
誰のために止めに入ったと思ってるん。もう忘れてるんか?大丈夫かのひと言もない…あの時も耳を疑ったわ。

 

そうやって、私のことは全否定。私が全部悪いんやと思って育ってきた。

こんなのちょっとした一例でしかない。
常に大人のイライラにビクビクして育った。
親がムシャクシャしてたら、理不尽によく怒鳴られてた。

 

大人になり離婚してからやっと自分の気持ちを言えるようになった私は母に聞いた
「なんで他の兄弟には言わんと、私にだけ愚痴や不満言ってたん?」
そしたら、男の子やし、言ったら「うるさいっ!」って返ってくるからだって。
はっ???なんや…私もじーっと耐えずに「止めて!」って言えばよかったんや。
でも、あの時は聞いてあげなきゃって思ってたのよね。なんでかなぁ。
お母さん可哀想って思ってたのかな。

「あれ聞かされるのすごく嫌だった。心の中で両耳塞いで耐えてた。」
一生懸命、力振り絞って、がんばって、ヒックヒック泣きながら言った。
そして返ってきた言葉
「この歳になってまで、ええ大人の子どもにまさかそんな仕打ちを受けるとは。
情けない、情けない…」って悔し泣きしてた。
さすが、母。負けてません。強烈やわ。言いたいことすぐ言える。すごいわ。
その時はこの人には、やっぱり何を言ってもアカンな。伝わらないな。と感じて諦めた。

 

それからすぐに市営住宅が当たって実家を出れた。

どんなところかを父に見てもらうために連れていく車の中で
「家が嫌やから出るんじゃないで。自分ひとりで頑張ってみたいんや。」

って言ったら父は涙ぐんでた。

家が嫌なんや!って言ったところでどうにもならないし、

それも本音やったから、嘘はついてない。
距離を置くと、私も子ども達も、すごく楽になった。
ほどよい距離感は、いい関係保てた。

 

そんな母が今年、大手術した。
気持ちが落ち込む母を元気づける毎日やった。
ようこれだけ素が出せるなってくらい、めちゃ落ち込んでた。
ベッド生活が長引くとすぐ筋力落ちる。
それは誰でもやのに「もう歩かれへ~ん。」ってすぐ弱音はいて泣く母にイラッとして
「泣いとう場合ちゃうやろ。泣く暇あったらベッドでできる筋トレしなよ。」と怒る私。
3ヶ月半入院したけど、その間に他の兄弟はどれだけ顔見に来た?それも腹立つ。

 

今回の入院でここ最近濃いくかかわったので疲れたんでしょうね、私。
どこか遠くに行きたくなってる。離れたい。
母が実家に戻って来て~と言う。
「mocoちゃんに戻って来てもらい」ってみんな言うんや~って。
うわっ!洗脳はじまった。

 

独居老人の母。
息子も私も実家へ戻らなあかんって気になっていたけど
いや、待てよと。今、気持ちにストップかかってる。他に兄弟居るのになんでいっつも私?
もう周りの期待先読みして、優等生にならんでえんやで。

自分のやりたいようにしなきゃって思った。
そうだ、恋愛しよ。いっそのこと遠くに行ってやるって思った。
来年私結婚するかもって言ったら。
そしたら「いやや~遠くに行かんといて~~~!」って腕につかまってきた。振り払ってやる。
もう今では頑張ってでもなく、泣きながらでもなく、普通に淡々と言える。
「寝たきりになったら施設に入ってよ。私はよう見んで。無理やで!」って。

 

こうやって言えるようになってから、心が軽くなった
私もお母さんが嫌やったんやと、認めたら楽になった。
そう言っても実際には放っとかないけどね。

自分の気持ちを自分で認めれただけでも大収穫です。

 

私はまだまだ今からだな!と感じてる
誰のための人生でもなく
私らしく自分の人生を楽しまなきゃもったいないもんね。