2021年10月下旬。
東京におさらばして地元へフライト。

羽田空港で勤務先の社長と、グループ会社の取締役が待っててくれていました。

彼らは函館出張の帰りだったので、なんだかとても美味しいお土産をいただき。

空港内のロイヤル○ストでご馳走していただき。

(あまり食べられずに、心配させた)

急遽、web会議を始めた私に、Wi-Fiルーターを貸してくれたグループ会社の取締役は、

予定があるからとお帰りになるも、ルータを置いていってくれました。

オマケにウチの社長は私の搭乗時間まで付き添ってくれ、お土産選びに付き合い、

姿が見えなくなるまで見送ってくれました。

至れり尽くせり。。。

まさか、今生の別れと思われてる!?

・・・あり得ない話ではない。

花花花

地元の土を踏むのは3年ぶりくらいでしたでしょうか。
コロナが出始めてから一度も帰省せずに、帰りたくても我慢していました。
田舎ですと、あっとゆー間に吊し上げられてしまうんですよね。

コロナに罹患していなくても。

この東京もんが!っと、犯罪者扱い。(マジで)

 

地元に降り立った次の日はわんことにゃんこに囲まれて少しゆっくりし、

その次の日に朝から病院へ。

まずは隔離施設でPCR検査と抗原検査。

両方とも陰性でした。

前回初めての入院で懲りたので、絶対個室でお願いしたいワタシ。。。

病院側も、東京もんはコロナ陰性だとしても、2週間隔離のルールがあるらしく、

個室に詰め込まれました。

なんと、この部屋から出てはいけないと!

コンビニに行くのもダメ!

トイレは部屋に付いている!

2週間の監禁生活開始です。

しかも!1日置きにPCR検査をやり続けるという苦行!

拷問でしかない。痛いし、鼻血出るし。

さすがに2週間は長い。何回やっても陰性だっちゅーの。

 

夜、1時間おきに看護師さんが見回りに来るのね。

戸を開ける音や足音とライトで起きてしまうのね、私。

個室でも眠れなかった1日目。。。

造影剤CT撮影やら、口腔外科検診やら、頸椎のMRIやら、

入院しながらの検査はラクチンですけども。

胸骨の痛みは強かったですが、一時期よりは落ち着いたような…

生検検査した病院で、医療用麻薬のナルサスが処方され、ボルタレンと併用。

痛みコントロールが出来るだけありがたい。

お薬さまさま。

 

花花花

 

入院して最初の月曜に、とうとう抗がん剤1クール目がスタートしました!

(隔離されたまま)

カルボプラチン×パクリタキセルの4コース満了を目指します。

(1コース3週間、1クールはその名の通り約3ヶ月かかる)

点滴ってさ、刺す時痛いよね。。。

あれ、痛くないって人、いるのかしら?

はい、最初に吐き気止めのステロイド剤をたんまり注入します。

わわわわ、注入速度が意外に速い。

次にパクリタキセル。

パクリタキセルはアルコール成分が入っているらしく、

注射されたらウトウトしてしまったみたい。

てゆーか、吐かなくてよかった。。。

少し息苦しさと眩暈があったけど、耐えてじっとしてたら眠った系。

心電図が急に心拍40とかになって、モニタリングしてた看護師さんは

一瞬焦ったらしいけど、、、

寝とるんかーいっ!みたいな。

まぁ、このパクリタキセルがですね、2回目の投薬の時に

とんでもない事件を引き起こすんですけどね。。。驚き

次にカルボプラチン。

私に変化は特になく。

スマホでマンガ読んでた気がするなぁ。

看護師さんと雑談したり。

投与中は吐き気も無く、余裕。

 

初めての化学療法になるので、副作用の出方や骨髄抑制など諸々観察するべく、

2、3週間ほどの入院になります。

個室だからって、ノートパソコン2台持ち込みました。

入院して間もなく、会社からポケットWi-Fiのプレゼントが届きました。

(空港で欲しがったから)

うん、社用スマホのテザリングじゃ限界あるんです。電池すぐ無くなるし。

そんな感じで、PCR検査以外は割と快適な入院生活…?

仕事もしつつ。顔出しNGでweb会議も出つつ。

と、楽勝じゃーん、と油断した瞬間に副作用現るです!!

 

投与3日目にめまいと吐き気発生。

4日目に手足がピリピリし始める。

5日目、真っ赤な湿疹現る。

6日目、激吐き

オエーオエーオエー

なんでやねん、吐き気は4、5日で収まるって噂やんけーーー

吐き気止めの注射をブスリ。

ま、3日目からずっと吐き気は続いてて、給食はほとんど食べられず、

両親が持って来てくれるリンゴが主食になってました。

7日目、赤い湿疹が全身に広がり、猛烈なかゆみ!

いや、こんな痒いの、金属アレルギーパッチテスト以来だわ。

ザイザルやらステロイド軟膏やら投与。

ひどい下痢と便秘を繰り返し、ツラくてしょうがない…出ないとツライの、初めて知ったかも。

(常に快便、毎日出る人だった)

10日目、白血球が思いのほかダダ下がりで、退院が遠のく。

11日目、急に髪の毛が抜け始めた!え、早くないか??もっと粘って!

そして湿疹が痒過ぎて眠れないため、アタラックスさんが登場。

そういえば、吐き気止めのメトクラプラミドに加え、オランザピン参入。

メッチャ効くやん!頼もしい♪

それ以来、ずっとオランザピン先生、と呼んでます。

心の友、オランザピン先生。

でも、飲む薬の種類がやたらと増えて、チンプンカンプンな感じに。。。

 

そんなこんなで、抗がん剤投与前の数日を加えると、なかなかロングな入院でした。

退院が嬉しくて嬉しくてニコニコ

食べ物問題がデカい。

吐き気もあいまって、病院食はほんと食べられなかった。。。

主食のリンゴに、飲むゼリーのラインナップを大量に加えてやりました。

最後の方はコンビニに行けるようになりましたが、コロナ対応の監禁生活もツラかった真顔

2kgダウンの44.8kgにて退院。

わわわー、久々に45kg切ったよ!

喜ぶところじゃないよ、食べなきゃアカン。