元の生活に戻りつつあります。


父がいなくなると父の言葉をよく思い出すようになりました。


あんなこと言ってたな、こんなことも言ってたな。



家族全員に反抗的な私に父は根気よく話を聞いて接してくれたなー。


今思えばありがたかったな。


うちは母が兄を溺愛しており、兄のことになると母は自分を抑えられなくなるようなところがある。


母にとって兄はいつまでも泣き虫だった5歳くらいの兄で止まっているのだそうです。


もうそんな兄も今年で40歳になるんですけどね。


両親の教育で40歳にしてゴミをゴミ箱に捨てることができるようになりました。


今まではゴミの分別は母や誰かがやってくれるから必要なかったもんね。


昔、父が「俺も何度もお母さんの兄ちゃんへの態度は注意してきたけど直らなかった。もうどうしようもない。俺が悪い」なんて言ってて


その時に父が可哀想と思ったのを思い出した。

父のご飯を作るのには不満たらたらで嫌々な態度なのに兄のためならどんなに体調が悪くても喜んで手の込んだ料理をする母。


母親は息子のためならそうなるのが普通なのかもだけど、あなたを生活させているのは誰なんですか?ってその時は思った。


「それも俺が悪いんだから俺のことは気にするな」と言った父。


兄になにかあるとすぐ父のせいだと父の祭壇に文句を言う母。


父がいなくなったら家のためとか家族のためとかどうでもよくなっちゃった。