ハ・ワンさんとい方が書いた「あやうく一生懸命生きるところだった」という本を読みました。
去年話題になっていた本らしいです。
ハ・ワンさんは40歳目前で会社を辞めてフリーのイラストレーターになった方だそうです。
もう少し、あと10分で山頂だから…とそんな言葉にだまされて40年も必死に山を登り続けてきた。
でももう疲れた、限界。
そして必死に生きないようにしようと決めたそうです。
途中にいくつもあるハ・ワンさんのイラストが面白くてクスッと笑ってしまいました。
書いている内容もほんとだなーと思うことばかりで、読み終わると心がとても軽くなっていました。
どうして結婚しないの?という質問が暴力のように感じられるとか
知らないうちにレースに参加させられていた。
でもその大会がなんだったのかわからない。
誰が一番お金を稼ぐでしょうか大会?
誰が一番にお家を買うでしょうか大会?
最も簡単に早く自分を不幸にする方法は他人と自分を比較すること
親の友達の息子、娘の話。
「お友達の子たちはみんな結婚したっていうのにどうしてあなたは結婚しないの?」という親からの質問。
生活してる国が違うのに共感できることばかり書いてあってほんとに読んでよかったと思います。
私はそういうことに一生懸命に振り回されてたんだなーと思います。
この本の中にある男女が会話してるイラストがすごく好きなんです。
「あんまり心配するなよ。人生はなぞなぞみたいなもんさ。解き続ければ…」
「解き続ければ?」
「なんのこっちゃ、って思うのさ」