叔母の癌の話。

 

尿道癌からリンパや骨盤内に転移、

末期癌と宣告されて、3ヶ月近く経過。

 

5月には、余命1ヶ月と宣告され、

今、「元気に」という形容詞は付けられないけど、

生きている。

 

抗癌剤や放射線などの「積極的治療」と言われることは

一切やっていない。

癌の切除手術もしていない。


本人のたっての希望で、

投薬や入院なんて、もってのほか、

というスタンスでここまできた。

 

しかし、

階段を一段づつ降りるように、

日に日に体の動きや調子が悪くなってきている。

直近で見ている私にですら、

その変化がよく分かる。

 

 

さすがに一人で動けなくなってきて、

トイレやお風呂もままならなくなり、

介護用品や訪問介護の方々にお世話になることが増えてきた。

 

私も3人の子供を抱えて、

毎日介護のお世話をすることはできないし、

叔母の夫は(叔父)、日中仕事に出かけている。

 

結局、看護師さんたちに勧められて、

緩和ケアのある病院に入院することになった。

 

 

入院をあれだけ拒んでいた叔母。

入院して2日目。

 

「もっと早く入院すればよかったわー」

と。

 

病室は小綺麗で、外には一面緑が見え、

看護師さんやリハビリの先生が丁寧に接してくれて、

どうやらかなり快適らしい。

 

 

コロナでも、緩和ケア病棟は面会もできるし、

パソコンも携帯も、

食べたいものがあれば食べてもいいし、

制限されるものは特にない。

 

ただ、お金がかかる。

そして、自分で動かなくてもよくなり、

とうとう、叔母はベットから起き上がれなくなった。

 

ベットに腰掛けることすらできない。

 

 

快適なのはいいけれど、

体の筋肉や、緊張感もなくなって、

自分の力で体を動かすことができなくなってきている。

 

それでも、本人は、

「みんな私がすぐ死ぬと思って見舞いにくる」

と軽く言うので、

全くその気はなさそうだ、と思って見ている。

 

かなり生命力と精神力のある人だと

感心する。

 

結局、

そーゆー力が「生きる力」なんだなと痛感するこの頃。