叔母は、癌末期の症状によくみられる、腹水に悩まされている。

 

癌細胞から滲み出てくる水がお腹に溜まり、

臨月の妊婦、またはそれ以上にお腹が張る。

日に日にお腹が大きくなる。

 

それにより、

肺や胃が圧迫され息切れしたり、

食事が食べれなくなったり、むくんだり、

極度の疲れ、内臓の機能低下など、

様々な不具合が出てくる。

 

 

大学病院では、

腹水を抜いたら一気に体が弱って動けなくなり入院、

緩和ケアをしながら、死ぬまで病院で過ごす、

と言われた。

 

そんな大学病院に見切りをつけて、

クリニックに転院したのだけど(理由は他にも多々あるが)、

 

クリニックでも、

腹水を都度抜きながら、

あと僅かな死ぬまでの時間はできるだけ快適に過ごしましょう

的な話をされた。

 

いつも医者は、「あなたの死は目前」を前提に話をしていた。

 

 

だけど、今回、不思議な流れで、

腹水を抜く名医の要町病院に行きつき、

「KM-CART」という治療法を編み出した先生に直接診てもらったら、

今まで言われたことのないことをバンバン言われて

叔母と二人で度肝を抜かれた。

 

その先生は、今までみたいに

叔母がすぐ死ぬことを前提で話をしなかった。

 

この方法で腹水を抜いたら、元気に活動できること、

腹水は飲んだ水で増えていくため、出る量(尿)と入れる量(飲量)を把握すること

抗癌剤治療など辛い治療にも立ち向かう心の強さが必要なこと

末期でも生きる希望が必要なこと

大学病院や癌センターでは、研究材料として扱われること

 

などを、すごい剣幕とスピードで話してくれた。

 

 

病院と医者との出会いは難しい。

先生の知識や経験、考え方によって、

患者に伝えらえる内容や説明は全然違う。

 

大学病院とクリニックでも、それはかなり感じた。

そして、要町病院に来て、もっと強く感じた。

 

受診してすぐに、先生が自分の手帳を広げて、

入院日を設定してくれた。

 

その先生が、自分で全患者の腹水を直接抜くらしい。

「大学病院では、そんなの研修医がやるよ」

と言っていた。

 

「腹水を抜く」ということだけでも

それくらい、見解が違うということ。

 

叔母は、今日から入院をしている。

腹水は明日抜く予定。