夜中におっぱいが張ってる感じがして、目が覚めた。

 

寝てる息子ちゃんを抱きかかえ、飲んでもらうことにした。

目は閉じてるくせに、乳首の位置をすぐに探し当て、

喉を鳴らして飲んでいる。

 

その姿を愛おしく眺めていたのだけど、

そーいえば、産後は結構大変だったなと思い出した。

 

・・・

 

助産院にて出産、翌日から授乳が始まった。

が、全然飲めないし、飲まない。

 

まず、私の乳首が大きめで、新生児の口には厳しいサイズ。

上二人のお姉ちゃんズの時も、

産後1〜2ヶ月までは直母が難しく、ミルクと混合だった。

 

1番姉ちゃんの時は、初めてのこともあり、

うまく授乳できない自分がダメ人間な気がして、

悲しくて辛くて泣いたりもした。

 

でも3回目ともなると、

「産後は苦労するはず、ミルクも必要かも」と覚悟していた。

 

けど、実際は、

その予想していた苦労とは全く違うやつがきた。

 

 

新生児の息子ちゃん、

ずーーーーーーーーーーっと寝てて、起きない。

おっぱいあげようとしても、頑なに口をあけない。

 

飲む・飲まないでなくて、「起きない」問題だった。

 

 

「起きて〜」の優しい声のトーンも、

あまりにも起きないから、声が大きくなる。

 

足裏こちょこちょとか、脇や首をワシワシ触るのも、

ソフトタッチだったものが、起きろや〜!と徐々に力が入る。

 

サポートに入ってくれてる助産師さんも、

「新生児そんな風に扱っていいんですかい?」

と思うほどの力強さで起こそうとしてくれるけど、

それでも起きない。

 

じゃあ、

とにかく口に含ませれば飲むでしょ、と

助産師さんと「コロナの密」なんてもはや関係ないくらいの超至近距離で、

二人でなんとか乳首を口に入れようと必死になって押し込む。

けど、ようやく口に入ってもすぐにボロンと出す。

 

どーなってるのよと、

無理やり口をこじ開けてみると、

舌が顎の上についてて、おっぱい入りません〜!みたいな口になっている。

 

 

それを見た私は

「もういいよ、ミルクあげましょう」

という気持ちになるのだけど。

 

ここは、助産院。

 

そんなことは許されない。

ミルクという選択肢は全くないようで、

戦意喪失の親子二人を助産師さんが懸命に授乳援護してくれた。

 

そんな激しい格闘の末に、

ようやく少し飲む、という感じだった。

 

 

そもそも授乳で苦労すると思っていたからか、

呑気な私は、産後2〜3日あたりまでは、

息子ちゃんがよく寝てくれるのをいいことに、

ありがとよ〜と、私もグーグー一緒に寝て過ごし、

夜中の授乳も、何回も確信犯ですっ飛ばした。

 

ぐーぐー親子だから、体重は落ちるばかり。

助産師さんはかなり心配して、

3日目あたりから昼夜問わず私を叩き起こしにくるようになり、

チェック厳し目のマンマークの体勢をしいてきた。

 

その日の夜に

「体重が増えないから退院を延ばしましょう」と言われて、

ようやく私も、寝てる場合じゃないかもと思い始めた。


手足はほぼ骨で、赤ちゃんらしいフワッと感は全くないし、

グースカ寝てくれるのは嬉しいが、

そもそも、なぜこんなに起きない??!!

 

私一人でダウン症を疑っていたから、

やはりその特徴の一つかなと、胸がざわざわする。

夜中、ぐーぐー寝る息子ちゃんの顔を見ながら、

携帯で必死に検索したりした。

 

隣の部屋からは、夜中に元気に泣きだす赤ちゃんの声が聞こえてきたりして、

息子ちゃんと違って泣き声も元気だなと、

それもまた不安を駆り立てる。

 

産後独特なハイな感じと、

ゾワーっとした重たい不安が交互にやってきて、

かなり不思議なテンションだったなーと思い返す。

 

 

結局、入院は1日延泊して、

ようやく私もお尻に火がつき必死になり始め、

真面目に体重を計測しながら授乳するようになり、

微量なりとも、飲めば体重が増えて、無事退院した。

しかし、

退院後も体重は落ちまくって、毎週産院に通った。

 

さすがに周囲の危機感もじわじわ押し寄せてきた。

このままではいかん!と、作戦に出た。

 

舌を顎につける“いりません体勢”を崩すべく、

哺乳瓶の先でその舌をぐいぐいこじ開け、

かなり無理矢理哺乳瓶を突っ込む、

という作戦。

 

だから、毎回搾乳。

手も首も肩も痛いから搾乳器が手放せない。

 

その作戦が功を奏して、

グングン飲んでくれるようになった。

 

横では母がミルク作ってあげなさいよ、と囁いてくる。

きっと、2人目までの時だったら、

不安でミルクをあげていたかもしれないけど、

助産院での出産や自然育児に目覚めたのか、

母のその言葉も、不安も、しれっとかわしてミルクをあげなかった。

 

だから、息子ちゃんは、今まで一度もミルクを飲んでいない。

絶対完母で育てるぞ!と意気込んでいたわけでもないのだけど。

結果そうなっている、っていうだけなんだが。

 

でも、あのグースカ君がよくここまで飲めるようになったなー。

しかも完母で。

我ながら私もよく頑張った!

 

と、寝ながらおっぱいグビグビ飲んでる息子ちゃんを見て、

母乳育児への道のりを振り返ったのでした。

 

でもやっぱり、ダウンちゃんは、産後からよく寝るみたいね。

5ヶ月経った今はそうでもないけど、

産後1〜2ヶ月くらいまでは、

生きてるか心配になるほどよく寝てた。

 

体重変化

 出生時 3,350g

 3日目 3,058g

 4日目 3,070g

 6日目 3,118g(退院)

 

 8日目 3,070g(また減っとるがな!)

 13日目 3,076g(哺乳瓶作戦スタート)

 24日目 3,358g(結果が出る)

 37日目 4,020g(安定してきた)

 

 現在(5ヶ月)7,120g(案外デカイ)