4ヶ月検診に行った。

 

首すわりもほぼ完成、寝返りは右、追視はするし、あーうーと声を出したり笑って見せたり。検診の小児科医の前で息子ちゃんは張り切って、良いところを見せてくれた。

先生からは、「ダウン症ということを除いても、定型発達でも良くできている方」なーんて、盛大に褒められて、親子で大いにはしゃいでいたのだけど。。。

 

先生が、裸の息子ちゃんのお腹を触り、

「肝臓が少し大きい気がする。紹介状を書きます」

と言い出した。

 

どのくらい心配すべきことなのか判然としなかったが、

ダウン症で肝臓が大きいということの意味の中には、「白血病」の可能性がある、とのこと。

 

気の良さそうなその先生は、

「大きいことに気がついてしまったものだから。。。」

となぜか申し訳なさそうに言った。

楽天的な私は、

「見つけてくださってよかったです、早速病院に行ってみます」

と毅然として先生に返したけれど。

 

その後すぐにネットで調べて、胸がざわざわしてきた。

白血病。

血液のがん。。。

 

区役所から出て、毎月通っている大学病院にソッコーで電話した。

予約を取っている間に、徐々に胸が苦しくなってきて、

車に乗る頃には、涙が止まらなくなった。

 

お姉ちゃんのお迎えがあるからと、車を動かしたけど、ダメだった。

近くのコンビニで車を止めたら、もうその時には号泣していた。

まだ何も分かってないのに、

ただただ不安で怖くて苦しい。

 

「ダウン症」と確定診断を受けても、こんなに泣かなかった。

なぜなら、幸いなことに、血液検査の結果で合併症の兆候は何もなかったから。

ただ、21番目の染色体が1本多いだけ。

あとは、何も変わらない。

こんなにも元気なんだもの。こんなにも可愛いのだもの。体が元気であれば大丈夫。その気持ちが私を支えていた。

 

成長と共に、合併症の心配が出てくるかもしれないことは覚悟したつもりだったけど、

こんなにショックを受けることとは。

目が真っ赤になって鼻が詰まって息ができないほど車で泣いた。

 

お迎えに行かねばと、それでも泣きながら出発した。

運転しながら考えた。

何でこんなに涙が出てくる??

理由は、「怖い」から。

もし「万が一」のことがあったらと思うと、怖くて仕方ない。

 

その時の自分、二人のお姉ちゃんのこと、旦那、その他の家族のこと。

あれ?息子ちゃんのことは??

そっか、息子ちゃんは、息子ちゃんの魂が全てやりたいこととして選んで産まれてきているから。そのやりたいことリストを持って地球に、私のところに、来ているから。すべては彼の魂のやりたいこと。

かなりスピリチュアルな考えだけど、それについては、自分の想像以上に私の中で腑に落ちているようだ。

 

だから、彼のことよりも、自分のことやそれに纏わる周りのことが気になったり、怖かったりしているんだ。彼の体のことより、自分の心のことじゃん。

えーーーーー、なんか複雑。

っていうかどーなの、それって。

でも、それが本心か・・・

自分の中にある怖さと向き合うことの恐怖。

 

それに気がついたら、徐々に冷静になってきた。

そして、ダウン症であることなんて、全然問題じゃないって改めて思えてきた。

元気であれば。生きていれば。


些細な毎日。

何気なく過ぎていく今。

元気な子供たちと一緒に過ごせる時間。

ああ、なんて幸せなんだろう。

今が幸せであることを改めて感じて、今この瞬間がとても愛おしい。

 

だけどチラリとでも、「万が一」が頭をよぎると、また喉元が締められたように苦しくなる。

だから、反抗的で態度の悪い、手のかかりすぎる長女を迎えに行こう。

 

まぶたまで赤く腫れて、充血した目で幼稚園に行ったら、

年長の男子たち数人に囲まれて、容赦無く「なんでそんなに目が赤いのーー?!」と超デカイ声で聞いてきた。

迎えに行った長女は、早速何やらブツブツ文句を言っている。

 

もう、泣いてなんていられないわ。

ありがとう、うるさい子供達。

ありがとう、何も変わってない今。

ありがとう、今がこんなに幸せと気づかせてくれて。

 

とにかく今は、何もないことを願おう。