まぁ中国のお正月ですな。
中国暦っての僕は、随分とオッさんになるまで知りませんでして。
グレゴリオ暦、所謂太陽暦に対する太陰暦ぐらいしか知らなんだんですが。微妙に違うらしいですが、そんな事知ってたからって急に男前になれたりしませんし、未だにぼかぁよく理解はしてません。
だから男前になれません
だからだと思いたい
…もう11年前になるかなぁ。
まだ携帯はパコパコしとるのが当たり前で、仲間由紀恵さんがwith ダウンローズとか言うて、恋のダウンロードとかトチ狂った事を言うてたり言うてなかったりした頃ぐらいだろうか。
その頃僕は辛うじて20代で、
夏休み最後の日を迎えた小学生の様に、
壁にへばり付き己れだけ時間から逃れる術を探してて、
確かトリオバンドで70年代のukパンクとかやってました。
あの頃にアメーバがあったかどうかは知らないけど、確かSNSだとmixiが全盛期を迎える直前ぐらいだったかな。
僕は何故か当時のインターネットコンテンツにあった絵日記サイトに憧れてたんだけど、
貧乏人のバンドマンの自宅にPCは無かったし、当時の携帯コンテンツは本当になんてーかそのー文字とちっさい画素の画像しかないような時代でした。
で、
まぁ、
なんかああいうのしたいんだけどなぁと
今はなき出逢い系+日記系と言う、変ちくりんなSNSを見つけ。
出会いなんて糞食らえじゃ!
と。
一本まるまるおすぎに成り切って日記書いたり、
常におちんちんという単語は必ず入ってたり、
何故だかピスターチオ神父と言うキャラが憑依したりする日記を書いてたりなんかしました。
どうせモテんもんの!
どうせわしゃモテんもんの!
そう言えばそのサイト内で、小太り男性限定でメンバーを探して。メンバー全員がTバック&Tフロントを着用して演奏するTポロンなるバンドを組もうとした事もありましたね。
(メンバー全員の性癖があまりに多岐にわたった為、結成前に解散。)
まぁ
アホだったんでしょうな僕。
しかし世の中には物好きもいるもので、
バイクとバイブはよく似てる!
だから僕はバイクに乗るんだ!
ヴィーンヴィーン!
(゚*゚)アナルー!
等とほざく誰も得しない日記にも、その内決まった人からコメントが来たりなんかしてました。
その内の一人で同い年でバイク乗りでバンドマンの奴が居て、今でもくだらない事を言いあう大切な友人なんですがね。
他にも何人か今でもたまーに連絡したりしてる人達が居て、何故かその人達は全員、ちょっと特徴的な同じ地方都市の人達なんです。
その人達の日記ってなんてーか
地方色豊かつーか
なんかこう見てると
俺もその空気感じてみたいなぁとしみじみ思う日記を書いてありました。
その中でも一人、やたらめったらキレてる感じの日記書く人が居て、僕はよく夜中にそれみて爆笑してたんですが。
その人も何故か僕のスカスカな日記を気に入ってくれてて、たまーに一周回って真面目な事を書いてしまった時も。
他の人はスルーだったり茶化したりなコメントでしたが、
その人は
それもあんたらしくて良いんじゃない?
みたいな。
あんたの文章はあんたって人間が見えてくるから私は好きだけどねと、
そう言ってくれる人でした。
その頃の僕なんてのは不満と不安を抱え込んだ子供が、そのまま大人になってしまった様な人間でしたから。
俺が俺に自信を持てる所なんて何一つないだろう、
そう考えていました。
だからその人が言ってくれた言葉は、そんな僕に自信をくれました。
んで、その人が春節を教えてくれたんです。
旧正月に私の街では、紅いランタンを沢山灯すんだよと。
自分が居る何時もの街が、その時は違って見えるんだよと、
あん時君は言ったよな。
ねぇ今年ももうすぐ春節が来るよ
きっともうあの街は今頃は、
君と見た時の様に紅いランタンで飾られてるだろうね。
あれから随分経ったけど、
あれから色んな事一杯あったけど、
君が居る春節はもう無いんだな。
君と歩く坂道はもう無いんだな。
君とランタンを見上げるの、
あの時が最後になっちゃったな。
俺さ、
街が綺麗じゃなくてもいいんだよ
紅いランタンなんてさ別に無くてもいいんだよ
僕があの街に行った時
君が居て欲しかったよ
ずっと君に居て欲しかったんだよ
俺は。

