ぎゃん泣き姫の妹ちゃんが
授乳中にウトウトしだして
おっぱいを枕に眠りだしたので

この隙に帝王切開について

11月7日、
経管長が7ミリになっても
ここまでなんとか破水などもなく
予定通り帝王切開となりました

手術開始が11時頃と聞いていたので
10時過ぎには旦那さんと両親が
スタンバイしてくれていました

が、前のオペが長引いているらしく
なかなか呼ばれず…

私も変に緊張してきちゃいましたが
父がイライラし出してきて

まぁ、父も緊張してたんだろうな…
そして12時5分にオペ開始の連絡
病室で使っているベッドのまま
手術室に運ばれました
手術室は慣れてる?はずだけど
いつもと違う病院だし
スタッフがたくさん居るので
なんかドキドキ

助産師さんは赤ちゃんひとりに
ひとりずつ付いてくれて贅沢です
まずは麻酔科の先生に囲まれて
腰に麻酔をブスリ

膝を抱える感じで丸まるのですが
お腹がデカくてうまく丸まれず

でも特に無理矢理押されたとかはなく
すんなりと麻酔は終了
その後
麻酔が効いているか確かめるため
氷を肩や胸、お腹にあてられて
冷たいかどうか聞かれます
麻酔が効いてなかったら恐ろしいので
かなり真剣に答えました

足元からじんわりと暖かくなって
効いてきたのがよくわかります
でも…
痛みは感じないのですが
触られている感触はわかるという
なんとも奇妙な感覚です

「はい、じゃあ切りますよ~
」

と主治医の先生から声をかけられ
もちろん全く痛くはないのですが
お腹の中をあっちこっちに
引っ張られている感覚があって
思わず
「痛い
」と声をあげる私…

すぐさま
「じゃなくて、怖い

」



と訂正しました
そんな苦しみも長くはなく
「はい、ひとり出てきますよ~
」

と先生から声をかけられ
ほぎゃ~

と産声が聞こえました



続けてすぐにもうひとりも
泣き声をあげて誕生



小児科の先生のところへ運ばれるとき
チラリとみえました

すごい…赤ちゃんだ…

とお腹で育っていたことを実感

自然と涙が溢れてきました…

頭の方に居てくれている看護師さんが
そっと拭いてくれました

感動に浸る間もなく
胎盤を取り出す工程へ…





これはつらかった~

まさにお腹の中をかき混ぜられる
恐ろしい感覚です

でも今思うと
激しい胎動にちょっと似てるかも?
手術後に先生から説明されたのですが
何度も受けている
子宮内膜全掻爬手術の影響で
子宮内膜に傷がついているため
胎盤がつるんっと取れずに
ボロボロと剥がれる感じで取れ
キレイに取りきれなかったとのこと
そのため術後の出血が続くらしいけど
その掻爬手術のおかげで
この妊娠が可能になったわけなので
それくらい何の問題もなしです

赤ちゃんを取り出した後は
麻酔で眠らせて欲しいと言っていた
記憶があるのですが
結局ずっと起きていました

常に頭はクリアです

何をされているのか分からないため
不安がる私に
「赤ちゃんがでてきたら
身体が軽くなるのが分かりますよ
」

「今、子宮を縫ってますよ
」

「お腹を押されますよ
」

「子宮をしまってますよ
」などと

看護師さんが実況してくれました

「しまってる…?と言うことは
子宮は出されてたんですかね…
」

「あは
どこに子宮を出してた?

って思いますよね~
」

と執刀中の先生とも会話をしてました
後から冷静に考えると
お腹を開けている状態での会話って
すごいですよね…

手術はトータル45分程で終了し
ベッドに移され
お迎えに来てくれた
旦那さんと一緒に病室へ移動
心配していた吐き気は全くなく
ひと安心でした

眠らなかったのがよかったのかな?
看護師さんに話したら
「ここの麻酔科の先生は優秀だから」
とのこと
とにかくよかった~

術後、すぐに双子ちゃんに会えると
期待していた両親でしたか
なかなか会えなかったために
残念そうに帰っていきました…

そりゃあ、会いたかったよね

しばらくして旦那さんは
小児科の先生の説明を受けがてら
双子ちゃんに会いにいけ
感動した様子で帰ってきました

「すんごい元気でさぁ
心電図とる機械を取っちゃったり
おくるみをはぎまくってたよ

あれじゃあ胎動キツかったよね
先生も元気だなぁってさ
」

と様子を話してくれました

術後の痛みはもちろんありましたが
入院した時の下痢の腹痛の方が
痛みの種類は違うけど
よっぽど痛かったかも知れない

麻酔が薄れていくにつれ
段々と痛みを感じてくるのですが
傷口が痛いのか後陣痛で痛いのか
よく分かりません…
でも我慢出来ないってほどの
痛みではありませんでしたよ
次の日に
立ち上がったり歩いたりする時は
さすがに結構痛みましたが
先に痛み止めの座薬をいれる方が
ほとんどだそうです
ちなみに私はなぜか座薬がもらえず
術後の翌日の夜まで
痛み止めの薬はもらえませんでした

「顔色もいいし大丈夫そうね」
と看護師さんに言われ
普通に立たされていた私…
赤ちゃんがお腹から出たら
薬が飲み放題だわって思ってたのに

子宮収縮を促すために
お腹の上にアイスノンを乗せられた
のですが、その影響なのか
お腹の筋肉がピクピク動く感覚があり
これまた胎動みたいでした
まだ、入ってるの?
みたいな

とにかく
無事に帝王切開を終え
妊婦生活が終わった開放感と安堵で
いっぱいでした
