退院後の初受診です
時間は確か、夕方でした
時間も時間なので
待合室は結構空いていましたが
なかなか呼ばれず…
待っている間、
なぜだか胸騒ぎがしました
やっと呼ばれて診察室に入ると
いつもとはちょっと違う空気が…
主治医の先生は
「今回全面掻爬した子宮内膜を
検査したところ
ひとつだけ
そう、ひとつだけなんですが
異型が疑われる細胞が見つかりました
複雑型子宮内膜異型増殖症です
がん細胞は見つかりませんでしたが
この場合、がんになる可能性が高く
子宮体がん0期となるんです」
とおっしゃいました
私はてっきり
「その後傷口はどうですか~?」
などと聞かれると期待していたので
かなり動揺しました
ああ、この胸騒ぎだったんだ…
主治医の先生が子宮体がんについて
詳しく説明してくれました
落ち着いてから冷静に考えれば
そんなにこわいことを言われた訳では
ないのですが
がん
の言葉にショックを受け頭は真っ白です
激痛の子宮体がん検査を受けても
採取するのは3か所くらいからです
そりゃあ
ひとつしかない異型細胞なら
見落としていて当たり前ですよね
主治医の先生は
「異型細胞かどうかという診断は
結構むずかしいので
セカンドオピニオンとして
他の病院でも診断して
もらった方がいいと思います。
お金はかかっちゃいますけど…」
と言い、病院を紹介してくださいました
「がん」専門病院です
もう、病院名だけで動揺します

主治医の先生は
その場ですぐに病院に電話を
してくださったのですが
時間が遅かったので繋がらず…
後日
自分で予約を入れることになりました
セカンドオピニオンの病院でも
異型細胞であるという診断がでたら
ヒスロンという薬でホルモン療法を
始めましょう、とのこと
不妊治療をしている私ですから
当然、挙児希望としての判断です
基本的な治療としては
0期でも子宮全摘出だそうですが
挙児希望や年齢を考慮して
ホルモン治療という方法もある
とのことなのです
結構よく効く薬だそうなのですが
再発の可能性もなかなか高い
早めにセカンドオピニオンの予約を
とることを約束して帰りました
旦那さんになんて言おう
母になんて言おう
あたし、どうなっちゃうんだろう

不安で押しつぶされそうでした
病院の会計待ち、
自分以外の患者さんがみんな
幸せそうにみえました
今思えば、ずっとずっと辛い患者さん
もたくさん居たのでしょうが
自分だけがグレーの色に包まれている
そんな感じでした…