突然ですが、
アナウンサーの逸見政孝さんをご存知ですか?
私はというと、「イッツミーの嘘つき四択!」のフレーズでお馴染みのクイズ番組などを思い出します。
逸見さんは、当時、私の通う大学病院で3kgの内臓を摘出する大手術され闘病し、残念ながら1993年の12月に苦しみながら亡くなられました。
癌の公表から3ヶ月、あまりの短さだったのを覚えています。確か、私が高校生の時。
先日、平成の出来事の特番番組を見ていて、逸見さんの突然のご逝去のニュースが放映されていて、ふと思い出したんです。
10年前、私が初めて1型糖尿病で緊急入院した時、2人部屋の同室だった60代位の女性は、逸見政孝さんの大学の同窓生でした。
その女性は、若い頃から腎臓が悪く透析をされていて、ステロイド剤の副作用で糖尿病を併発し、悪化した血糖コントロールで入院をしていました。その時、2型糖尿病は生活習慣病だけでないんだと初めて知りました。
当時、私にとって生まれて初めての入院生活は、衝撃とカルチャーショックでしたが、やっと受け入れた頃に、その女性と色々お話をするようになりました。
その女性は逸見さんのことをとても親しみ深く話していたのが印象的でした。
『彼ね、ああ見えて大好きなのよぉ〜、女の子が。逸見くん。大学時代もね、女性には優しかったのよ〜♡』
『スキルス性の胃癌で47歳で亡くなったけど、この病院でも当時は大変な議論になってね、医者の中でも意見は相当別れていたのよね。
今だに語り継がれるほどの大問題だったのよ。あんな大手術をしなければ、もう少し延命できたんじゃないかって。』
当時の私の入院生活は毎日回診があって、緊急入院してすぐさま、センター長(現在の主治医)、入院担当主治医の他に、お偉い教授(今は糖尿病財団の理事長)がゾロゾロ引き連れた7、8名の研修医に囲まれて、何が何だかわからないまま、まるで見せ物小屋にいる気分でした
👨⚕️「こちらの患者さんは1型糖尿病です。今、劇症かどうか精査中です。国家試験に必ず出ます
皆さん、ノートをとって下さい。とても重要です。」
え?何?私のこと??
患者のプライバシー完全に無視?
というか、1型と告知され間も無く、まだ患者は完全に消化できてないのに、なんてデリカシーのない医者達なんだとびっくりしたものでした。
今じゃ、そんなのへーちゃらですが
しかし、なんで、病院はあんなに無神経なんでしょうね?
そんなこんなで、つい数日前まで元気印だった私には、入院中の毎日が動揺だったので、最初は誰とも話したくないな〜
と思っていましたが、次第に心境が変化して、お見舞いと具合悪い時以外は、その女性とのお話が気分転換になりました。
その女性はいつもご主人がお見舞いに来られていて、とても仲睦まじいご様子。ご主人もその女性と逸見さんと同じ大学の同窓生で、当時の大学時代からのお付き合いだったそうで、一緒に逸見さんの思い出話しをしていました。その女性は学生の時から透析をしていて、色々とご苦労をされていたご様子で、そのような方に慰めてもらったのは、励みになり感謝でした
退院後も、しばらくお手紙を交換したりしていました。
今思うと、
『インスリンの針とペンは、おしゃれなポーチに入れとくのよ。退院したら、可愛いお化粧ポーチ

探してね。』
って、その女性から教わったんですね

糖尿病初心者には、そんなアドバイスもありがたかったですね〜

どうしてるかな。。。その女性。
元気でいるといいなあ〜
