帰りに小塚さんの家に行ってみよう。


帰り際に、ふと思った。


小塚さんが亡くなって、もうすぐ1週間。


小塚さんの両親に、謝っておきたい。


こんなこと、『自分は犯罪者だ』って認めるみたいだから、ちょっとためらった。


でも、話がしたい。


先生が書いた地図を片手に歩き回り、ようやく着いた。


ピンポーン


一軒立ての、庭の広い家だった。


「はーい」


戸が開き、とても優しそうな女性がでてきた。


(この人が小塚さんのお母さん・・・)


でも、どこか悲しそうだった。


「小塚さんと同じクラスだった、河西みなみです。


 お話しさせていただいてもいいですか?」


「えぇ、どうぞどうぞ。上がって。」


廊下を進んでいくとリビングがあり、そこを通り抜けると和室があった。


その奥には、仏壇があった。


笑顔の小塚さんが写っている。


「親よりも早く逝っちゃうなんてね・・・。」


そういった小塚さんのお母さんの頬を、一粒の涙がつたっていた。