わたしがいじめられてること、先生は知ってたのかな。
「みなみちゃんには責任はないわ。」
っていうのは、先生が私の事を話したから?
それとも、ただ私が責任を感じていると小塚さんのお母さんが思っただけなのか・・・。
もし先生が知ってたのなら、どうしていじめを見て見ぬフリするの?
先生を責めるつもりはないけど・・・。
私は、平松先生を信じたかったのに―――。
「そうだわ、みなみちゃん」
「え、あ、はい」
ふいに言われてびっくりした。
「彩乃の部屋、行ってみる?そのままにしてあるの。
私も遺品っていったら悪いんだけど、いろいろ探したりしようと思ってたから、一緒にどう?」
「あ・・・ありがとうございます!」
小塚さんの部屋は、リビングを出て右にある階段をのぼり、突き当たりの左にあった。
ドアには、「AYANO」とかかれた、かわいらしいプレートが掛けてあった。
戸を開けると、黄緑を基調とした、クローバー模様の多い部屋だった。
棚なども、きっちり整理してある。
「机の中もどうぞ」
引き出しの中は、物が多いけど整理されていた。
その一番手前に、音符模様の封筒があった。
『私の大切な人へ』
あて先には、そう書かれていた。
なかの便箋をそっとぬきだす。
便箋は、全部で7枚ほどあった。
ゆっくりと開いた。
私は、衝撃を受けた。