この人が生きているのならば、世界は安心できて、美しくて、生きていてもいいのかもしれないと思えた人がいる。
けれどその人がいなくなってしまって、さて私はどうしようか、どうしたらいいのだろうか。
何もわからなくなった。
自分の進みたい方向も何もわからなくなった。
置いていかれたとしか思えなかった。
今でも生きていてくれたらと、何度も想像した。
そうしてこれから先も、私は生きていくのかもしれない。
そのうち会う日が来るのだろうけど。
なぜか知らないけれど、その人は私のことを絶対に傷つけないと知っていた。
だから私もその人に対しては善良なだけの私でいることができたし、その人がそこにいない時でも善良でいられた。
私の神様みたいなものだった。
これからも神様はそこにいる。
それを私は知っている。