麻痺して、消費して、見えなくなって、重くなる。
私を包むベールが、にごってしまっているのなら、にごらないように戻さなければ。
ベールはあった方がいい。
繭みたいな、カーテンみたいな。
そのベール、フィルターは最低なもの、醜悪なものに気づかせない。
それこそが私がもらったものだ。
家族からや、友達から、恋人から、世界のすべてから。
美しいものを見せてくれる。
私だけのもの。
ベールが剥がれ落ちそうな時もあった。
でもなくならなくてよかった。
もしくは別のベールをもらったのかもしれないな。
ベールは、優しくされたこと、優しくしたこと、理解してもらえたこと、正しく共感できたこと、様々な美しい景色、その全てでできている。
それを通して見える世界が私の世界。
あえて感謝しなくてもそれは当たり前のことなんだ。
誰にでもベールは存在している。
それを通して世界を見ている。
だからっておろそかにしていいものではない。
大切なのはわかっている。