もうこの世ではきっと、体を使った表現では話したり、笑ったり出来ない人がいる。
その人を見ていて、一緒の部屋にいて思った。
ここにいてはこの人に会えない。
早く今晩眠りについて、夢で会いたい。
そうしたら絶対会える。
だから早く帰ろう。
早く眠ろう。
会いたい。
会いたい。
どうしても会いたい。
会いたくてたまらない。
そんな気待ちになった。
ここにあるのは肉体だけだ。
私達は本当は一緒だから。
そう思った次の日、目が覚めると会いたかった気持ちが嘘のように消えていた。
だから会えたんだろう、私達は。
覚えていないだけで。