うとうとと

微睡みのなか


確かに

あの声を聴いた


優しくて

ちょっと鼻にかかる

甘い声



大好きだったのに



手を離しちゃった



大好きだったけど



離したあの手



夢のなかでも



やっぱり

離しちゃった





私はここで




十三夜のお月さまを

みているよ











もこ